MotoGPバレンシア:ロッシ猛追の中、コンディション悪化で赤旗中断

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MotoGPバレンシア:ロッシ猛追の中、コンディション悪化で赤旗中断
執筆: 松本 和己
2018/11/18 13:43

MotoGPバレンシアGP決勝は、コンディションの悪化により、赤旗中断。コンディションの回復を待ってレースが再開されることになった。

 MotoGP最終戦バレンシアGP決勝は、コンディションの悪化により13周を終えた時点で赤旗中断。天候回復を待って残り14周からレースがされることになった。

 サーキット上空が雲に覆われるも、雨粒は落ちてきていない状態で各車がグリッドへ。しかし観客が一斉に雨具を用意。どうやら雨が落ち始めてきてしまったようで、各チームのクルーが慌ただしくタイヤ交換などを行なった。

 スタートで良い蹴り出しを見せたのは、2番グリッドのアレックス・リンス(スズキ)。ポールポジションのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は2番手で続いた。6番グリッドのポル・エスパルガロ(KTM)も好スタートで、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に続く4番手となった。

 リンスは一気に抜け出し、後続に1秒以上のギャップを築く。メインストレートではドヴィツィオーゾが2番手へ。エスパルガロはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とサイド・バイ・サイドで4番手を争った。

 ビニャーレスはペースが上がらず、3周目には4番手まで後退。その後もズルズルとポジションを落とした。一方で16番手からスタートしたチームメイト、バレンティーノ・ロッシはこの時点で7番手まで挽回しており、5周目にはロッシがビニャーレスの前に。チーム内で明暗がくっきりついた形となった。

 4周目にマルケスはエスパルガロをパス。3番手となり、ドヴィツィオーゾに迫っていく。対してトップのリンスは、ドヴィツィオーゾよりも1周1秒ほど速いペースでラップを重ね、5周を終えて4.3秒のリードを築いた。

 雨脚が強まっているのか、5番手につけていたダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)が転倒したのを皮切りにクラッシュが続出。7周目には3番手を争っていたエスパルガロ、マルケスが相次いで転倒し、上位争いから脱落してしまった。マルケスは予選と同様、左肩を押さえる場面もあった。

 これで動揺したのか、リンスは3秒ほどタイムが急落。一時は7秒ほどまで広がっていたドヴィツィオーゾに対するギャップも3秒近くまで縮まってしまい、さらに徐々に接近を許してしまう。

 上位の脱落で、10周を終えた時点でロッシが3番手、ビニャーレスが4番手まで浮上。今回のレースがMotoGP最後となるダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が6番手、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は9番手となった。

 トップ4の差が徐々に縮まってくる中、12周目にビニャーレスが14コーナーで挙動を乱しクラッシュ。5番手につけていたフランコ・モルビデリ(マルクVDSホンダ)も転倒を喫してしまった。

 チームメイトの脱落を尻目に、ロッシはドヴィツィオーゾに急接近。14周目にはリンスがコーナーで膨らみ、3番手まで後退した。

 これでドヴィツィオーゾがトップに立ったが、視界もほとんどないほど雨量が増えており、手を挙げて危険なコンディションだとアピール。これを踏まえ、レースディレクションは赤旗を掲示した。

 ただ、この段階ではレース距離の4分の3を消化しておらず、レース成立ならず。13周を終えた時点の順位でレースを再開することになり、コンディションの回復を待っている状態だ。

 これによりレース再開となった場合、グリッド順はリンス、ドヴィツィオーゾ、ロッシ、ペドロサ、ヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)、中上というトップ6となるようだ。

※追記:日本時間23時にピットレーンオープンされると発表された。

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シリーズ MotoGP
イベント バレンシアGP
執筆者 松本 和己