アップルやアマゾンなどの超有名企業以上! VR46”MotoGPチーム”のスポンサー、アラムコとは?

これまでF1のスポンサーも務めてきたサウジアラビアの石油会社サウジアラムコが、2022年シーズンより、バレンティーノ・ロッシ率いるVR46チームのメインスポンサーとしてMotoGP参戦を開始することが決定した。そのサウジアラムコとはどんな企業なのか?

アップルやアマゾンなどの超有名企業以上! VR46”MotoGPチーム”のスポンサー、アラムコとは?

 2021年4月、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)率いるVR46チームがMotoGP最高峰クラスへの参戦を発表。そしてサウジアラムコをメインスポンサーとし、ドゥカティのマシンを走らせることも明らかになった。サウジアラムコはF1のグランプリをスポンサードするなど、モータースポーツと深い関わりを持つサウジアラビアの石油会社である。なおVR46チームは現在既にMoto2クラスとMoto3クラスにも参戦しているため、これで全クラスに参戦することとなった。

 サウジアラビアのフラッグシップ企業であり、経済界の中心であるアラムコは現在、売上高、収益、資産、市場価値の組み合わせが最も優れている世界の民間企業2000社をまとめたランキング「フォーブス・グローバル2000」の5位に位置付けられており、アメリカや中国以外の企業では唯一のトップ10入りとなっている。

 サウジアラムコはこのランキングで年々順位を上げ、アップル(6位)、アマゾン(10位)、サムスン(11位)、マイクロソフト(15位)などの有名企業を凌ぐ規模に成長。実際2019年には、フィッチレイティング社から「世界で最も収益性の高い企業」と評価され、同年12月には株式を公開している。

 サウジアラムコの現在の市場価値は1兆8,972億ドル(約209兆7240億円)で、ランキングのトップ100の中ではアップルとマイクロソフトに次ぐ数字だ。そして利益は5,103億ドル(約56兆4106億円)に上る。

 サウジアラムコは、1933年にサウジアラビアとスタンダード・オイル・カンパニー・オブ・カリフォルニア(SOCAL)との間で利権契約が結ばれて誕生した。同国の砂漠で石油の埋蔵量を調査した後、1935年に掘削を開始。その3年後には商業生産も開始した。そして1980年にはサウジアラビア政府が同社の全権を掌握した。

 ダーラン市に本社を置き、世界中で事業を展開するサウジアラムコは7万人以上の従業員を抱える世界最大の石油・ガスの総合企業であると同時に、石油に依存しない経済の多様化を目指す「ビジョン2030」計画の鍵を握る企業でもある。

 ロッシが率いるVR46チームは、2022年から今後5年間、このサウジアラムコの支援を受けることになる。現時点では、2022年シーズンにドゥカティから提供される2台のバイクのうち1台はルカ・マリーニ(Sky VR46 アビンティア)が乗ることになるとされており、2台目のマシンに関してもマルコ・ベッツェッキの起用が有力とされている。しかし、チームを支援するサウジアラビアのアブドゥルアジーズ・ビン・アブドゥラ・アル・サウード王子は、オーナーであるロッシが乗ることを望んでいるという。

 

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