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ヤマハ社長「ロッシと築き上げたレガシーは大きな誇り」レジェンドの貢献に感謝。今後も関係は継続へ

2021年限りでMotoGP現役引退を表明したバレンティーノ・ロッシ。MotoGPで長年共に戦ってきたヤマハは、自社のレース活動における多大な貢献に感謝を捧げた。

Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT

Gold and Goose / Motorsport Images

 2021年8月5日、ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシが、2021年シーズン限りでMotoGPの現役から引退すると発表した。

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 ロッシは1996年にロードレース世界選手権への参戦を開始し、今シーズンでキャリア26年目を数える大ベテラン。獲得タイトルは125ccで1回、250ccで1回、500cc/MotoGPクラスで7回、通算で9回王者と素晴らしい実績を残している。

 ロッシの最高峰クラス昇格はホンダ陣営からだったが、2004年にヤマハへ移籍。初年度からタイトルを獲得し、翌2005年も連覇。2008年と2009年にもタイトルを獲得した。

 その後、ロッシは2011〜12年にかけてドゥカティへ移籍。しかし2013年からは再びヤマハへ復帰し、2015年には当時チームメイトだったホルヘ・ロレンソと激しくタイトルを争った。

 今回の引退発表にあたり、ヤマハはロッシのMotoGP活動への多大な貢献に感謝を表明。さらに今後もVR46 Riders AcademyやYAMAHA VR46 Master Campを通じ、ロッシとの緊密な協力関係を維持していく予定だと明かした。

■ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長 日髙祥博

「はじめに、この場をお借りしてロッシ選手との素晴らしいパートナーシップに感謝の意を表します。ロッシ選手がコースやパドック、そして私たちとともにいないことは非常に寂しいことですが、私たちはロッシ選手の決断を尊重します。同時に、ともに築き上げてきたグランプリでのレガシーは大きな誇りです」

「私たちがパートナーとして過ごした16年間は、壮絶な戦いと勝利に満ち溢れていました。ヤマハはファンやお客さまに“感動”をお届けすることを企業理念としていますが、ロッシ選手のヤマハにおける全キャリアは、特別な価値のあるものに出会ったときに感じる強い満足感と、大きなエキサイトメントそのものでした。今回、ロッシ選手がMotoGPキャリアの最後までヤマハのライダーであり続けてくれたことを、社員一同、大変うれしく思っています」

「当社とロッシ選手の間には素晴らしい思い出がたくさんあり過ぎて、最もうれしかった瞬間をあげようとしてもひとつに絞ることはできません。困難なこともありましたが、信頼関係は決して揺らぐことなく、長年にわたって強固なパートナーシップを継続してきました。その間のロッシ選手の功績は、サーキットの内外に広がり、ヤマハのレース史における重要な役割を果たしてくれました。 信じがたいほどの努力と類まれなスキル、そして尽きることのない情熱に感謝し、そのサクセスストーリーをともに歩むことができたことを誇りに思います。私たちは、ともに築き上げた貴重な思い出を永遠に大切にし、今後も当社のブランドアンバサダーとして活躍していただき、その思い出をさらに増やしていきたいと思います」

 

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