レッドブルのガレージから持ってきた!? KTM、カタールGPでF1っぽさマシマシのリヤウイング投入
KTMはMotoGPカタールGPで新しい”リヤウイング”を投入。よりF1のウイングを想起させるモノとなっている。
ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催されているMotoGP第19戦カタールGP。初日の走行で、KTMは新しいリヤウイングを投入した。
MotoGPマシンのエアロダイナミクスがホットな開発領域になってしばらく経つが、最近はリヤウイングがマシンに備えられるまでになっている。
スタイルとしてはドゥカティが先鞭を付けたステゴサウルス系の縦型、そしてKTMが推進しているF1スタイルのリヤウイングの2種類がある。
カタールGP初日にKTMが投入したリヤウイングは、この路線をさらに推し進めたものとなっており、これまでは単純な直線で構成されていたウイングが、より曲面的な構成へと変化している。
今回このウイングはジャック・ミラーが装着してテスト。ミラーはこのリヤウイングを“sissy bar(シーシーバー:バイクの後部座席につける背もたれのこと)”と呼んでいる。新リヤウイングの目的はリヤタイヤをより路面に接地させることだが、ミラーはその効果があるだろうと語った。
「リヤウイングをかなり後ろ気味にしていて、リヤタイヤをもっと接地させるように取り組んでいるんだ」
「助けになると思う。僕のデカい尻にはぴったりだね!」
一方でチームメイトのブラッド・ビンダーは従来型のウイングを使っていた。彼は今は空力よりも電子制御に取り組みたいことがその理由だと話している。
「僕らは今、色々な領域に取り組んでいる。彼(ミラー)はより空力面に取り組んでいて、僕は電子制御の問題を解決しようと取り組んでいるんだ」
なおKTMのふたりはリヤウイングだけではなく、エキゾーストもそれぞれが異なる仕様を使っている。ミラーは自分の選択したより直線形状のエキゾーストのほうが、「よりパワーの出方がスムーズ」だと感じていると言うが、ビンダーは両方の仕様にそれぞれ良い点がああると語った。
「このふたつ(のエキゾースト)は少しパワーの出方が違うだけだ。コースによってはどっちかがメリットをもたらしてくれると思う」
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