ルーキーのアコスタ、2戦目にして表彰台獲得も浮かれず「まだ道半ば。冷静になる必要がある」
ルーキーながら第2戦ポルトガルGPでMotoGP初表彰台を獲得したペドロ・アコスタは、それでも地に足をつけて冷静に戦っていくと語った。
MotoGP第2戦ポルトガルGPで3位表彰台を獲得したペドロ・アコスタ(GASGAS)は、ルーキーらしからぬ冷静さを保っているようだ。
アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットを舞台に開催されたポルトガルGPの決勝を7番グリッドからスタートしたアコスタは、レース序盤でKTMのファクトリーライダーであるジャック・ミラーとブラッド・ビンダーを抜き去り、終盤にはマルク・マルケス(グレシーニ)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)をオーバーテイクして4番手に浮上した。
最終ラップでアプリリアのマーベリック・ビニャーレスがマシントラブルに見舞われ転倒したことで、アコスタにMotoGP初表彰台がもたらされた。
長年パドックで最も期待されているライダーのひとりであるアコスタは、今後のレースでさらに表彰台を獲得できるのではないかという期待を抑えるように、「まだ道半ばだよ」とコメントしている。
「これはまだ始まりに過ぎない。僕たちは地に足をつけて、今回は本当にいい週末だったと理解しなければならない。でもたぶん、(第3戦)アメリカでは厳しいだろうし、(第4戦)ヘレスでも厳しいだろう」
「僕たちにとってはどのレースにもクエスチョンマークがつく。(2月にテストを行なった)マレーシアまでは、MotoGPマシンで新しいコースを走ることになるからだ」
「長いシーズンだから、冷静になる必要がある。まだ始まったばかりだから何も期待できないけれど、チームのみんなはマシンをうまくコントロールしてくれているし、僕の頭の中もうまく整理できているから、とても満足しているよ」
Pedro Acosta, Red Bull GASGAS Tech3
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
アコスタは、ビニャーレスがリタイアした後、自らが表彰台を狙える位置にいることに気づいたとして、ファイナルラップが最も遅かったと語った。
「チームが僕にピットボードで”落ち着け”というメッセージが表示されたんだ。僕は4番手で、4秒差だったからたとえそのラップが遅くても、混乱を起こさずにボックスまでバイクを持ち帰ろうとしていた」
「そしてただライディングしていたけど、彼(ビニャーレス)がワイドになってクラッシュしているのを見た時、『よし、これで悪いことはできないぞ!』と思ったんだ」
「レースを上空から見たら、僕はいたるところでワイドになっていたし、ミスもしていた。ファイナルラップが僕のレースで、最も遅いラップだったと思う」
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