7度のMotoGP王者相手に堂々優勝争い! チェコGPで2位の小椋藍、マルケスに“小言”「君はたくさん勝ってるんだから、勝たせてよ!」
MotoGPチェコGPで自己最高の2位表彰台を獲得した小椋藍。喜びと悔しさの入り交じる感情であるようだ。
写真:: Michal Cizek / AFP via Getty Images
MotoGP第9戦チェコGPで、トラックハウスの小椋藍はポールポジションからスタートして2位フィニッシュ。最高峰クラスでの初勝利とはならなかったが、ワールドチャンピオン経験者のマルク・マルケス、フランチェスコ・バニャイヤ(共にドゥカティ)と堂々優勝争いを繰り広げ、自己最高リザルトを記録した。
予選ポールポジション、スプリント2位、決勝レースでのラップリーダー、そして2位表彰台……まさに初めてづくしとなったブルノでの成果を、小椋も噛み締めている。しかし競争心の強い彼は、当然ながらさらに上を狙えたはずだと率直に認めている。
小椋はレース終盤の力強さで知られており、そこはマルケスも警戒していた。今回のレースでも、一度ドゥカティの2台に先行された後、バニャイヤを抜き返して2番手に浮上、マルケスにプレッシャーをかけ続けたが、決定的なチャンスを見つけられずに0.4秒差で勝利を逃した。わずかなタイム差ではあるが、小椋には少なからず悔しさが残る結果となった。
小椋はMotoGP公式サイトに次のように語った。
「今週末のパフォーマンスは嬉しい驚きでした」
「予選はとても良かったし、スプリントでもいいペースがありました。決勝では特に終盤にかけてもっと良くなると思っていたのですが、マルクの方が少し上回っていて、結果は2位でした」
「全体的に自分たちのレースウィークにはとても満足しています。弱点だった予選を改善できましたし、決勝でもしっかり戦えました。レース戦略が少し足りなかった部分はあるかもしれませんが、全体としてパフォーマンスは良かったので満足しています」
小椋は“レース戦略”について言及したが、これは彼にしては珍しく終盤でタイヤが限界を迎えたことが原因にある。
「コーナーでもう少しグリップがあれば、少なくとも1回か2回はマルクにアタックできたと思います。でも最終的にはリヤタイヤのパフォーマンスがかなり落ちてしまいました」と小椋は言う。
「今回はフロントタイヤのマネジメントはうまくいきましたが、その分リヤを失ってしまいました。次はそのバランスを見つける必要があります」
また次戦に向けた課題として、レース序盤に積極的に攻めるべきだったとも振り返っており、小椋は「スタート直後の数周が弱点だと分かりました。今回のレースから学んだのはそこです」「序盤の数周は良かったですが、すぐに抜かれてしまいました」と語っている。
7度のMotoGP王者であるマルケスを追い詰めるも、あと一歩届かなかった小椋。彼はユーモアを交えながらこう語った。
「終盤は自分も調子が良くて、ラップタイム的にも速かったのは分かっていましたがマルクも素晴らしいペースで、追いつくことができませんでした」
「途中で『今回は勝たせてよ、もうたくさん勝ってるでしょ!』と思っていました(笑)。でもまあ、次ですね」
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