MotoGPカタールテスト初日：アプリリアのエスパルガロ兄がトップ。ホンダ加入の弟は17番手

　2021年のMotoGPは3月6日にプレシーズンテストの”開幕”を迎えた。今年は新型コロナウイルスの影響により、2月のセパンテストが中止され、日数確保のためにカタールテストの日程が追加。3月6〜7、10〜12日の2回に分けて行なわれることになった。

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　そしてその初日となる6日は、アプリリアのアレイシ・エスパルガロが1分54秒678でトップタイムをマークして終えた。

　アプリリアは唯一コンセッション（優遇措置）の適応を受けられるチームであり、新型コロナウイルスの影響でマシン開発が一部凍結されている中でも、オフシーズン中のエンジン開発が許可されている。

　KTMからレプソル・ホンダへ移籍した、アレイシ・エスパルガロの弟であるポル・エスパルガロは、扱いが難しいと言われているRC213Vを今回初ライド。徐々にペースを上げていき68周を走り込むと、1分55秒878をマークして17番手タイムでテスト初日を終えた。

　なおチームメイトとなるマルク・マルケスは昨シーズン中に負った怪我が完治していないため、このテストを欠席。そんな中、マシン開発で重要な役割を負っているテストライダーのステファン・ブラドルは、1分54秒943で2番手タイムをマークしている。

　MotoGPの生ける伝説バレンティーノ・ロッシは今季ペトロナス・ヤマハSRTへ移籍。その初日は14番手タイムで終えている。なお彼と入れ替わりでヤマハのファクトリーチームへ昇格したファビオ・クアルタラロは15番手タイムだった。

　KTM昇格を果たしたミゲル・オリベイラは5番手。またテック3・KTMに加入し、初めてRC16を走らせたダニーロ・ペトルッチは23番手タイムで初日を終えている。

　ドゥカティのファクトリーチームへ昇格を果たしたジャック・ミラーは4番手、フランチェスコ・バニャイヤは13番手タイムだった。

　中上貴晶（LCRホンダ）は今季から最新型のRC213Vを入手。テスト初日は新たにチームメイトとなったアレックス・マルケスに次ぐ11番手で終えている。またアレックス・マルケスはこの日転倒を喫している。

2021MotoGPカタールテスト（3月6日）タイム結果