アプリリアでPP獲得のアレイシ・エスパルガロ「浮かれ過ぎちゃダメ。ポイントを最大限取らないと」
MotoGP第3戦アルゼンチンGPで、アレイシ・エスパルガロはキャリア3回目のポールポジションを獲得。喜びを見せたエスパルガロだが、予選結果に夢中になってはいけないとも語った。
テルマス・デ・リオ・オンドで開催されているMotoGP第3戦アルゼンチンGP。今回のグランプリは貨物輸送の遅れにより、2日間の開催となった。
その結果、土曜にFP1とFP2、そして予選までをまとめて行なうコンパクトなスケジュールが策定。慌ただしい中はじまったアルゼンチンGPだが、アプリリアのアレイシ・エスパルガロは予選直前に行われたFP2でトップタイムを記録。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスと共に予選Q2へと直接進むことに成功した。
予選では序盤からエスパルガロが速さを発揮。セッション終了直前にはホルヘ・マルティン(プラマック)に一時的にタイムで上回られたものの、エスパルガロは更に完璧なアタックを決めた。彼はレコードタイムからわずか0.005秒差の速さを示して、アプリリアにとってMotoGP時代となって初のポールポジションをもたらしたのだ。
「僕らが何かを成し遂げるたび、それは歴史を刻むモノだと、初めてのコトだと言われる。それはエキサイティングな事だし、凄く誇らしい気持ちにさせてくれるんだ」
予選後、エスパルガロはそう語った。
「ここに至るまでは簡単じゃなかったし、ホンダやドゥカティ、ヤマハとの戦いも楽じゃない。でも少しずつ結果を引き寄せているんだ。(予選結果は)嬉しいけど、ポイントを獲得できるのは明日だからね。集中しているよ」
「色々なことを経験してきて、素晴らしい時間を過ごしてきた。僕はここで育ったんだ」
「今日は(Moto2クラスでPPを獲得した)フェルミン・アルデゲルと話をしたんだけど、彼は僕がバレンシアでデビューした時は生まれてもいなかったんだ。それだけの期間、僕はここにいたんだ。そしてアプリリアは僕の2つ目の家族なんだ。彼らと一緒にやってきて、今最高の瞬間が訪れてくれた」
「このポールポジションは、ここには来られなかった妻そして子どもたちに捧げたい。僕がこうして走れているのも、彼女のおかげだ」
決勝レースに向けてもアプリリアの躍進が期待されるが、エスパルガロはペースには満足していると話しつつも、落ち着いて戦う必要があると冷静さを示した。
「ペースにはとても満足しているし、バイクは凄く上手く機能している。普段からライダー間の競争は激しいけど、ここでは一步リードしていると思う。ペースの良いライダーは多くはないんだ」
「浮かれすぎちゃいけない。チャンピオンシップは凄く長いから、頭を使って、ポイントを最大限獲得する必要がある。土曜日(の予選)で終わりじゃないんだ」
「うまく立ち回れば、(最終戦の)バレンシアには何か大きなチャンスを手にしてたどり着けるかもしれない。だから明日は、頭を使わなくちゃね」
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