ホンダの苦戦を知るアレックス・マルケス、LCR移籍のザルコに「リスキーな選択だけど、グッドラック!」
ドゥカティ陣営から離脱し、LCRホンダへ移籍となったヨハン・ザルコに、元ホンダのアレックス・マルケスは「幸運を祈る」とエールを送った。
グレシーニのアレックス・マルケスは、ドゥカティ陣営から離脱し、来季からマルケスの古巣でもあるLCRホンダ入りが決まったヨハン・ザルコに「幸運を祈る」とエールを送った。
ザルコはアレックス・リンスのヤマハ移籍にともない、2024年からLCRホンダへ加入する可能性が指摘されてきた。そしてオーストリアGP終了後には現在所属するプラマックからの離脱が発表され、22日にはLCR側が2024年からのザルコ加入を正式発表した。
ただホンダといえば、今のMotoGPではかなりの苦戦が続いており、絶好調のドゥカティからの乗り換えは簡単ではないと見られている。
そんなザルコの決断には様々な見解が寄せられているが、かつてホンダのバイクに乗っていたアレックス・マルケスは、彼にエールを送っている。アレックス・マルケスは2020年にホルヘ・ロレンソの後任としてMotoGPに昇格しレプソル・ホンダに所属。2021~2022年にかけてはLCRホンダに在籍していた。LCR時代には大苦戦し、ホンダを離れてドゥカティ陣営に移ることを決めた。つまり今のザルコとは逆の経験をしているといえるだろう。
そんなアレックス・マルケスは、ザルコの選択について意見を聞かれた際に「幸運を!」と答え、さらに次のように語った。
「心からの尊敬を込めてそう言いたい。これが彼の決断であり、僕はそれを尊重するよ。でもまあ、リスキーな選択だよね」
「決断を下す時、僕らには来年がどうなるか確実に分かることはない。確かに彼は経験豊富だけど、この状況でホンダがどう改善できるかはこれから分かってくるはずだ」
一方、ルカ・マリーニ(VR46)はホンダほどのメーカーなら、強さを取り戻してくるだろうとして、ザルコの選択は悪いモノではないと語った。
「ホンダは彼にとても良い契約をオファーしたと思う。このチャンスを受け入れるのは良いことだと思うよ」
「ホンダは確実に戻ってくるだろう。彼らは(トップに返り咲く)プロセスの最中にある。ホンダは大きなメーカーだし、2年間でこれまで以上に強くなって戻ってくると思う」
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