アレックス・マルケス、アメリカズGP転倒で左足筋肉と靭帯を負傷。原因のマルティンには「レースでは起こりうる事」と理解し和解
グレシーニのアレックス・マルケスは、MotoGP第3戦アメリカズGPで転倒した結果、左足の筋肉と靭帯を損傷したことが分かった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝レースで転倒したアレックス・マルケス(グレシーニ)が、検査の結果左足の筋肉と靭帯を損傷していることがわかった。
マルケスは今年、ホンダ陣営からドゥカティ陣営のグレシーニへ移籍。第2戦アルゼンチンGPで早くも表彰台を獲得するなど好調な形でアメリカズGPに挑んでいた。
決勝レースは4番グリッドとまずまず好調な位置を確保していたマルケス。このまま連続表彰台といきたいところだったはずだが、彼はオープニングラップでレースを終えることになった。
原因となったのはホルヘ・マルティン(プラマック)のクラッシュだ。ターン3でマルティンが転倒すると、アウト側に位置していたマルケスはなす術がなく、巻き込まれる形でクラッシュした。
この時、マルケスはマシンに左足を挟まれる形でグラベルへと突っ込んでおり、彼は当初大怪我にならなくて良かったという旨を語っていた。
そしてマルケスはアメリカから地元スペインに戻り、転倒時に痛めた左足の検査を受けた。その結果、大腿四頭筋の外側広筋の断裂と靭帯に膨張があることが確認されたとSNSを通じて報告した。
MotoGPの次戦はアメリカズGPから2週間後のスペインGPとなっている。マルケスは欠場するつもりはないが、回復のためにもトレーニングの強度は下げなくてはならないだろうと添えている。彼のコメントは次のとおりだ。
「今日は、日曜日に衝撃を受けたあとにエコー検査を受けてきた。その結果、大腿四頭筋の外側広筋の断裂と、靭帯に膨張があることが分かった」
「レースを欠場するつもりは無いけれど、ヘレスでのレースに向けて回復するために、トレーニングのレベルは下げなくちゃならない」
なお今回マルケスはマルティンの転倒の巻き添えとなったわけだが、彼は「マルティンは僕に謝罪し、僕はそれを受け入れた」と語っている。
なおマルケスは今回のような転倒は「レースで起こりうる事」であり「ホルヘは自分の冒したミスを理解している」と擁護。メディアなどで大きく取り扱われるべき問題ではないと語っていた。
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