アレックス・マルケス、兄マルクの復帰戦7位を称賛!……でも「負けたのは嬉しくない」
LCRホンダのアレックス・マルケスは、兄のマルク・マルケスが復帰戦のポルトガルGPで自分を負かしたことについて「ひどいやつだ」と冗談めかした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
LCRホンダのアレックス・マルケスは、第3戦ポルトガルGPでMotoGPに復帰を果たした兄のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がいきなり自分を上回ってきたことは“嬉しくない”と言いながらも、兄の復帰戦を称賛した。
マルク・マルケスは昨年7月に負った右腕骨折から9ヵ月ぶりに復帰。にもかかわらずポルトガルGP予選では6番手を獲得し、7位でフィニッシュするという素晴らしい結果を残した。
そして昨シーズンMotoGPにデビューしたアレックス・マルケスにとって、今回が初めて兄弟で完走を果たしたレースでもある。兄とのレースについて感想を訊かれたアレックス・マルケスは、リザルトで上回られたことは“嬉しくない”と語りながらも、兄の復帰戦の週末については称賛している。
「全然嬉しくない。兄はひどいやつだ。(復帰後)初めてのレースで僕を負かしてくるんだからね」
アレックス・マルケスはそう語った。
「僕は兄の後ろでずっと走っていたけど、『クソッ』って思ってしまったよ。ラスト10周でプッシュしようとしていたんだけど、兄はまた1分40秒台前半のタイムを刻んで、再プッシュしはじめたんだ。僕は『オーケー、ムリだ』と感じた」
「でも(レース前の)木曜日にも言ったけど、今週末は家族全員にとって特別なものだった。もっと良い結果で終われたかもしれないけど、僕らふたりがまずまずの結果でレースを終えることができたし、兄の復帰戦には“アンビリーバブルだ”と、言わざるを得ないね」
「最初の何周かは、兄はレースに慣れていない感じに見えたし、ミスも犯していた。でもとにかく最終ラップまで信じられない走りだった」
「兄のあの反応(レース後に涙を流していたこと)も当然のことだ。自分の状況は自分が誰よりも良く分かっているんだから」
「兄は7位フィニッシュに値する。週末を通じて素晴らしい仕事をしていたよ」
なおマルク・マルケスのチームメイトであるポル・エスパルガロは、決勝序盤の4周目にリタイア。この原因はリヤブレーキに発生したトラブルだったというが、チーム側は問題の原因を把握できていないようだ。
「何故なのか、どうしてなのかは分かっていない。特にリヤブレーキに問題が発生して、完全にリヤブレーキが効かなくなってしまったのは何故か分からない」
「2周目には既にスポンジのような感触があって、3周目には問題が発生していたんだ」
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