アレックス・マルケス、リスクを避けチェコGPスプリント&決勝を欠場「ここでの目的は達成できた」
アレックス・マルケスはMotoGPチェコGPで復帰したものの、2日目のスプリントレース以降は欠場。彼はその判断について説明した。
グレシーニのアレックス・マルケスはMotoGP第9戦チェコGPで復帰したものの、2日目の予選後に、以降のセッションを欠場すると発表。その理由をマルケスが語った。
マルケスはカタルニアGPでペドロ・アコスタ(KTM)と接触して大クラッシュを喫してしまった。その結果鎖骨と頚椎を骨折する怪我を負ったが、約1ヵ月後のチェコGPで早くも復帰を試みた。
出走許可を得たマルケスは、FP1から徐々に調子を上げていった。予選でもQ2進出こそならなかったが、14番手を確保していた。
ただマルケスはスプリントレースと決勝レースは欠場することを決断した。その理由は身体的なものというよりも、リスクを減らすという観点にあったという。
「理由はとてもシンプルだと思う」
そうマルケスは語った。
「ここに来た時のプランは、まずFP1を走って、それから様子を見るというものだった。実際、フィーリングは良かった」
「でも、僕が止めることにしたのは身体的な理由というよりも、リスクを減らすためだったんだ。実際、レースで14番手からスタートして集団の中にいると、クラッシュするかどうかは自分だけではコントロールできないことなのも事実だ」
「医師たちは出走許可を出してくれた。でも同時に『クラッシュを避けられるなら、その方がいい』とも言われていた。だから、いつも自分次第というわけじゃないんだ」
「すでに自分が予想していた以上のことはできたし、思っていたよりずっと速く走ることもできた。それで十分だよ。ここでの目的は達成できたし、リスクを避けてケガを悪化させないためには、立ち止まって回復し、アッセンでより良い状態になることがベストだった。次は確実にアッセン(第10戦オランダGP)で会えるはずだ」
Alex Márquez, Gresini Racing
Foto de: Gold and Goose Photography / Getty Images
なおマルケスは現在の肉体面のコンディションについては、再び転倒した場合は頚椎よりも鎖骨のほうが危ういと説明した。
「今は筋力が不足しているんだ。2週間をベッドで過ごし、首にはカラー、腕にはスリングを着けていた。その影響で筋肉はまだとても敏感で、すぐに疲労してしまう」
「でも、それ自体が問題だったわけではない。本当の問題は、もし転倒した場合に鎖骨の状態が後退してしまう可能性があったことだ」
「実は、一番回復しているのは頸椎なんだ。危険だったのは、むしろ鎖骨の方だった。もしまた転倒したらという意味でね」
「頸椎のケガはその名前の響きこそ大きかったけれど、実際には筋肉、具体的には僧帽筋が衝撃や動きによって頸椎の一部を少し引き剥がしたような状態だった」
「骨そのものが折れたというわけではなかったんだ」
そしてマルケスは復帰を急いだことについて後悔はないと強調した。
「早く戻ってきたことを後悔してはいない。ガビ(FCバルセロナの選手)が言っていたように、時には事情も知らずに話す人もいるからね」
「僕はMotoGPマシンで週末を戦い抜けることを理解したうえで、ここに来たんだ。それに、精神的な面でもカタルニアでの出来事を乗り越え、再びMotoGPマシンで速く走れる感覚を取り戻すことが重要だった」
「残念ながら、僕たちはこうした(MotoGP)マシンでテストをすることができない。本当ならそれが理想だったと思う。でも、ここで走ることが筋肉にとって最高のトレーニングだったんだ。だから参戦を決めた」
「ここからは100%の状態に戻るまで回復を続ける。明日もここに残る予定だし、今は筋肉痛があるけど、そこから筋肉がさらに改善してくれることを願っている」
「今週もトレーニングを続けて、アッセンではもっと良いコンディションで臨みたい。目標は週末を最後まで走り切ることだ。ただ、本当の意味で100%になるのは、おそらく夏休み以降になるだろう」
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