F1アルピーヌ「ブリビオの去就決定はシーズン終了後」噂の来季MotoGP復帰はあり得るのか?
アルピーヌF1のCEOであるローラン・ロッシは2022年シーズンに向け、チームの再編準備をしているが、元MotoGPスズキのチームマネージャーで現在はアルピーヌにてレースディレクターを務める、ダビデ・ブリビオを残留させるかはシーズン終了まで決定しないと語った。
写真:: Suzuki MotoGP
現在アルピーヌF1でレースディレクターを務めているダビデ・ブリビオ。2020年限りでMotoGPの世界から離れた彼には、最近になって2022年にMotoGPへ復帰するのではないかという噂が立っている。ただ、アルピーヌのローラン・ロッシCEOによると彼の去就はF1のシーズン終了後までは未定のようだ。
ジョアン・ミルのタイトル獲得後にMotoGP界を去ったブリビオ。彼は今シーズン第11戦オーストリアGPにサプライズ訪問すると、パドックでは彼のMotoGP復帰説が巻き起こった。昨年のチャンピオンチームながらも、苦戦が続いているスズキの状況と無関係ではない。
ここ数週間、古巣のスズキへの復帰説が囁かれると同時に、友人でありかつての同僚であったバレンティーノ・ロッシ率いるVR46チームへの加入も噂された。ロッシはMoto3クラス、Moto2クラスへと自身のチームを参戦させて実績を積み、来シーズンからは満を持してMotoGPクラスにチームをデビューさせる。
しかし、バレンティーノ・ロッシがブリビオと再びチームを組むことは無いと、ロッシ本人が噂を否定した。
「ダビデとは長年に渡り、素晴らしい友情で結ばれていた。そして、その間には多くの共同プロジェクトがあった」と、ロッシ。
「だけど、彼を僕たちのチームに加えることは考えていない。僕たちの組織図はほぼ決まっているからね」
またブリビオがMotoGPへの復帰を果たせるかどうかには、アルピーヌと結んでいる2年契約の途中で放出されるかどうか、という問題もある。
motorsport.comが行なったアルピーヌCEO、ローラン・ロッシへの独占インタビューでは、MotoGP界がブリビオ復帰に興味を示していることは人材の価値という面では良い報せであると認めつつ、彼のチームでの位置は今シーズン終了までは決定しないと語った。
問題は、F1のシーズン終了は12月に入ってからであるのに対し、MotoGPは11月中旬でシーズンが終了し、F1がシーズンを終了させる時期は、既に来シーズンに向けての多くの作業が進められているということだ。
「これは彼のような人の価値を示す良い例であり、私たちは彼が我々に示すひとつのものであると理解する」
「彼はドライバーマネジメントの面で多くの貢献をしている。また、チームがサーキットで行なっている作業においても、彼のスポーツ経験はとても貴重なものだ」
しかしロッシは、2022年に向けたアルピーヌの新しい組織体制にブリビオが適合しない可能性については否定しない。
「将来的には、ダビデも他のチームスタッフ同様に、私が決める組織の発展に対しシーズン終了後に下す決断に従ってもらうことになる。彼も他のスタッフと変わりはない」
一方、ドライバーのフェルナンド・アロンソは、CEOと同じく、その高い評価については嬉しいものだと同意している。
「僕は噂を読んだだけで、あまり重要視していなかった」と、アロンソは言う。
「ダビデはチームにとって重要な人物だ。MotoGPでダビデのことが話題になると、彼らは寂しがるよね。だから、僕たちは優秀な人と一緒にいるということなんだ」
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