アプリリア、エンジン開発の凍結解除を求める。新エンジンの信頼性向上を願う
今季、新たなエンジンを導入したアプリリアは、MotoGPにエンジン開発凍結の免除を要求した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アプリリアは、2020年シーズンに向けて抜本的に改善されたバイクを用意した。その中核となっているのは、ホンダやドゥカティ、KTMが使用しているものに類似した、90度バンクのV4エンジンだ。従来のエンジンはバンクが75度だったことから、新たに開発されたエンジンとなる。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的影響に対するコスト削減策として、MotoGPは2021年の初めまですべてのエンジンと空力の開発を禁止すると決定した。
通常ならコンセッション(優遇措置)を受けているアプリリアとKTMは、年間を通じてエンジンをアップデートできるはずだった。しかしエンジン開発の凍結により、3月のカタールGP(MotoGPクラスは開催中止)に持ち込まれた開幕戦仕様のエンジンに開発を加えることができなくなったのだ。
しかしながらmotorsport.comの調べによると、アプリリアはグランプリ委員会に、7月下旬にヘレスでシーズンが再開されるまで、エンジン開発の続行を許可するよう求めたという。
アプリリアは、パフォーマンスではなく信頼性の向上に取り組みたいと思っているようだ。新しいエンジンに問題が発生したため、アプリリアはカタールで行なわれたプレシーズンテストでロングランのテストができなかったのだ。
過去に、ホンダとドゥカティが信頼性の向上を理由にエンジン開発の凍結解除を求め、それが認められたケースがあるため、アプリリアの要求も認められる可能性がある。
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