“今年こそ”強敵と競える……ハズ! エスパルガロ兄、アプリリア新型に手応え。
アレイシ・エスパルガロはオフシーズンにアプリリアRS-GPが進歩を遂げたことで、2021年シーズンは力強いシーズンにすることができると感じているようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アレイシ・エスパルガロは、アプリリアの新型マシンが進化の兆しを見せているため、2021年のMotoGPではライバルたちと競い合うことができると考えている。
MotoGPに2016年に復帰したアプリリア。彼らは現在のところ、参戦6メーカーで唯一コンセッション(優遇措置)の適用を受けているメーカーだ。そのため、新型コロナウイルスの影響によるエンジン開発凍結がある中でも、新型を投入することができる。
3月6〜7日には、開幕前のプレシーズンテスト前半がカタールで実施。アプリリアのアレイシ・エスパルガロは新型RS-GPを駆ると、初日はトップタイム、2日目も3番手タイムと好調な滑り出しを見せた。
エスパルガロいわく、新型マシンは昨年から革命と呼べるような変化があったわけではないが、大きく進化しているという。新型はトップスピードこそ落ちたが、加速が改善し、チャタリング(振動)も改善されたと彼は説明する。
そしてライバルが開発に一部制限を受ける今年は、彼らに追いつくための大きなチャンスと言えるため、エスパルガロ自身も「いい状態」だと感じている。
「僕らは本当にそうなる(ライバルに追いつくこと)に値すると思う」
エスパルガロはそう語る。
「僕は心の底から今年は“良い年”にできると思っている。僕らは何か決定的なステップを踏んだわけじゃない。だけどグリッド上のベストなバイクやライダーと競うに値すると思う」
「昨シーズンはすこし苦戦していたけど、本当に今年のバイクは良くなっているように感じられるんだ」
「テストの2日間で皆が良いラップタイムを記録していたけど、僕らもいい状態にあって、いい線は突けていると言える」
「最終戦バレンシアまでの道のりはまだ長い。でも僕らは良い方向に進んでいる」
そう最新型マシンへの期待を語ったエスパルガロ。ただ昨シーズンは、テストでの好調をその後のレースに繋げられなかったということもあり、今季の展開について予想することは避けた。
ただそれでもペース面でより速さを増していることが、彼が楽観的に感じられる理由だという。
「去年僕は良い冬季テストができて満足していたんだ。でも6位〜10位でフィニッシュできたのも、シーズン終盤になってのことだった」
「残念ながらプレシーズンテストの頃に狙っていた、シーズンを通じて6〜10位を争うこと、そのためのバランスを見つけることができなかったんだ」
「でもそれはそれだ。今回のテストとヘレスでやったテストでも、ラップタイムは去年と比較してより競争力がある」
「テスト1日目も2日目も僕らはほとんどタイムシートの一番上につけていた。最終的に(2日目も)0.2秒届かなかっただけだ」
「レースシミュレーションの方では1分54秒台で何周も走っていた。だからこのバイクは去年よりも良くなっているようだ」
「レースはまた違うモノだけど、僕は去年よりも良くなっていると思う」
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