アプリリア、来季はサヴァドーリかスミスが2ndライダーに。冬季テストで見極めへ
アプリリアは2021年シーズンのアレイシ・エスパルガロのチームメイトとしてロレンソ・サヴァドーリ、そしてブラッドリー・スミスのどちらかがレギュラーライダーとなると認めた。
Aprilia Racing Team Gresini bikes
Aprilia Racing
2020年のMotoGPはすべてのレースが終了。そして、早くも2021年シーズンに向けた暫定エントリーリストが公表されるなど、来季に向け各チームはすでに動き始めている。
MotoGPクラスはすでにアプリリアの1席を除く全シートが確定済み。アプリリアはドーピング疑惑によって4年間の出場停止処分を受けたアンドレア・イアンノーネの後任を探す必要にかられているのだ。
当初、その後任としては来季のシートがないアンドレア・ドヴィツィオーゾやカル・クラッチローらが有力候補として考えられており、特に後者は事前合意にまで達していたと見られていた。しかしドヴィツィオーゾは来季を休養とし、クラッチローも最終的にヤマハテストライダーとなることを選択した。
その後、アプリリアはMoto2クラスの有力ライダーを起用することを検討。VR46のマルコ・ベッツェッキにオファーを出したが、チームは来季もベッツェッキをMoto2で走らせることを選び、オファーを断っていたことが分かった。
彼らはベッツェッキ以外にファビオ・ディ・ギャナントニオ、ジョー・ロバーツのふたりのMoto2ライダーにもオファーを出していたようだが、そちらもMotoGP昇格の準備ができていないとして、断られたようだ。
その結果、暫定エントリーリストではサヴァドーリが指名されることとなった。しかしアプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラの語るところによると、これはまだ正式な決定ではなく、テストライダーのブラッドリー・スミスかサヴァドーリ、そのどちらがレギュラーライダーとなるかは、冬季テストを通じて決定するという。
「若く才能あるライダーに対しこのプロジェクトは興味深いものになれると感じていたため、若手ライダー3名にオファーを出していたことは秘密でも何でもない。ただ彼らは昇格の準備ができていないと感じていたようで、すでに契約を結んでいたチームも2021年に向け彼らをキープしたいと思ったようだ」
リボラCEOはそう語る。
「我々は彼らの決定を理解し、尊重している。我々は未知の解決策よりも自分たちのライダーと続けることが好ましいと考えている」
「この厳しいシーズン、特に駆け出しのこのプロジェクトに対するペナルティがあってすら、バイクは大いに改善することができ、どのサーキットでもフリー走行やレースの両方でギャップを縮めることができた」
「アレイシ(エスパルガロ)は好調でシーズンを終えている。昨日のレースでは彼は先頭集団と同じタイムで周回していたんだ」
「ロレンソもまた、たった3レースでも著しい改善を示していた。また我々はブラッドリーのプロ精神と経験も頼りにすることができる」
「アレイシは言うまでもなく我々のトップライダーだ。セカンドライダーとテストライダーはウィンターテストの終わりに決定されるだろう」
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