アプリリア、終盤3戦でライダーを変更。スミスに変わってロレンソ・サヴァドーリ起用
アプリリアはMotoGP第13戦ヨーロッパGP以降のライダーの変更を発表。ブラッドリー・スミスに変わって、ロレンソ・サヴァドーリを起用することを明かした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPにおいて、アプリリアはドーピング疑惑問題によってレースへ出場できないアンドレア・イアンノーネの代役として、テストライダーのブラッドリー・スミスを起用してきた。
スミスはこれまでに計12ポイントを獲得。最高リザルトはアンダルシアGPの12位となっている。
シーズンは既に12戦を終え、残るはバレンシアでの連戦とポルトガルGPのみとなったが、アプリリアはここに来てライダーの交代を発表。ロレンソ・サヴァドーリを残る3戦で起用するとした。
現在アプリリアのテストライダーも努めているサヴァドーリは、同時にイタリアのCIVスーパーバイク選手権に参戦。アプリリアRSV4を駆って、8戦中6戦で勝利を収めて今年のチャンピオンに輝いている。
「何よりもまず、ブラッドリーの今シーズンの献身に感謝したい」
アプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラはそう語った。
「彼はファクトリーライダーという予想しえない役割を見事にこなし、素晴らしいパフォーマンスを示した。彼の貢献は非常に価値あるものだった」
「今、我々はロレンソのデビューを興奮して待っている。今回の起用は彼がCIVライダーとして素晴らしいシーズンを送り、スーパーバイクのカテゴリーを支配してみせたことへの報酬であることは間違いない。しかし2021年もRS-GPのテストライダーを務める彼にとって、これは成長のステップでもある」
「彼がこの駆け出しのプロジェクトで走ることは、彼にとっても我々アプリリア・レーシングにとっても前進の一歩となるだろう」
またサヴァドーリはMotoGPデビューを前に次のようにコメントを寄せた。
「嬉しいという言葉では言い表せないほどのもので、この素晴らしいチャンスを与えてくれたアプリリア・レーシングには感謝を伝えたい」
「RS-GPのテストに取り組んできたから準備ができている状態でイベントを迎えられる。CIVは終わったばかりだけど、最大限の集中とパフォーマンスを求められるチャレンジングな選手権だったよ」
「今、僕は自分の考えを組み直して、RS-GPを走らせた距離から物事を学ぶ必要があるし、最初のセッションに向けて集中し、準備を確実にする必要がある」
なお現在の出場停止処分を受けているイアンノーネだが、彼は10月中旬にスポーツ仲介裁判所へ処分の取り消しを求めた控訴の聴聞会に出席。その判決は11月中旬に下されると考えられている。
また今季の代役参戦を外れることになったスミスに関してだが、アプリリアは彼が依然としてテストライダーのままであるとしている。
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