アプリリア、2021年のMotoGP参戦体制を発表。エスパルガロに加え、サヴァドーリを起用
MotoGPに参戦するアプリリアは、カタールで2021年シーズンのローンチイベントを実施。ロレンソ・サヴァドーリをセカンドライダーに起用することを発表した。
アプリリアは、2021年シーズンのMotoGP体制発表会をカタールで実施。アレイシ・エスパルガロのチームメイトとして、ロレンソ・サヴァドーリを起用することを発表した。
アプリリアは、2015年にMotoGP最高峰クラスに復帰。グレシーニ・レーシングと提携し、ファクトリーチームを運営してきた。ただ、この関係は2021年シーズン限りで解消されることになっている。
さらに先月、新型コロナウイルスに罹り入院していたグレシーニ・レーシング代表のファウスト・グレシーニが死去。チームは難しい状況で新たなシーズンを迎えることになる。
アプリリア・レーシングのCEOであるマッシモ・リボラは、ファウスト・グレシーニについて「ファウストはこのプロジェクトの最初から我々と共にいてくれたし、我々は彼のヒントを参考にして、成長を続けていくだろう」と語った。
また、今回の発表会でアプリリアはライダーのラインアップも発表した。ドーピングによる出場停止処分を受けたアンドレア・イアンノーネの後任となるレギュラーライダーが未定となっていたが、アプリリアはテストライダーのブラッドリー・スミスと、昨シーズン終盤3戦に出走したサヴァドーリのどちらを起用するか検討を進めていたが、最終的にサヴァドーリを起用することになった。
「昨年は素晴らしい改善をしてシーズンを締めくくれた。だから昨年の終盤と同じような感じでスタートし、シーズン中も続けていきたいと思っている」
そうリボラは語った。
「我々のキャプテンであるエスパルガロは豊富な経験を持っている。ロレンソにとっても非常に参考になるだろう。ファウストは彼をかなり信用していたし、我々もそうだ」
昨シーズンはコンストラクターズランキング最下位に終わったアプリリア。エスパルガロは最終戦ポルトガルGPでの8位がシーズンベストリザルトで、ランキング17位だった。
オフシーズンに入ってからは、ヘレス・サーキットで2021年型バイクの開発・テストに取り組んでいたアプリリア。マットなカラーリングが施された2021年仕様のRS-GPは、まさに”フロントウイング”と言えるような巨大な空力パーツを装備。新しい空力パーツの他、様々な部分が改良されているという。またコロナ禍でのコスト削減策としてエンジン開発は基本的に凍結されているものの、KTMとアプリリアはオフシーズンのエンジン開発が特別に許可されている。
アプリリアのテクニカルディレクターであるロマーノ・アルベシアーノは次のように語った。
「このバイクには、新しいコンセプトの空力パーツが搭載されている。その非常に革新的なコンセプトを誇りに思っている」
「エアロダイナミクスだけではなく、バイクのほとんどすべてのパーツが変更されている。新しいフレーム、カーボンファイバー製のスイングアーム、現代モーターサイクルの重要な部分である新しい構造のリヤシート……エンジンに関しては、新しいシリンダーヘッド、新しいスロットルボディシステムが採用されている」
「このバイクは2020年型をベースにしているが、大幅な変更と改良が加えられている」
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