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ドゥカティ8台の帝国は解体すべきか? 4度王者ホルヘ・マルティネス、レギュレーションで規制の必要性に言及

WGPで4度王者に輝いているホルヘ・マルティネスは、現在のMotoGPで8台ものドゥカティのマシンが走っている状況を憂慮しており、何らかの制限も必要だと語っている。

Enea Bastianini, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPでは現在、ドゥカティのマシンを使用するプライベートチームが多く、2022年時点では計8台のドゥカティが走行していた。この状況を、4度のWGP王者であるホルヘ・マルティネスは憂慮している。

 ドゥカティはかつて日本勢に押されていた時期も長かったが、アグレッシブな開発姿勢で競争力を増加。今ではMotoGPのマシン開発をリードする存在となり、2022年は15年ぶりとなる王座も獲得した。

 競争力の高いマシンとなったことで、プライベートチームによる他メーカーからの乗り換えも発生。2022年にはグレシーニがアプリリアからマシンをスイッチし、好成績を収めている。

 そうした結果、現在MotoGPではファクトリーチームの2台を含む全8台のドゥカティ『デスモセディチGP』が走行しており、まさに一大勢力といった形になっている。そして、収集できるデータが多いということは、さらにマシン開発を効率的に行なう機会があるということでもある。

 最近、DAZNの番組に出演したMotoGPの3度王者であるホルヘ・ロレンソは、2023年シーズンも「相当に“赤く”なる」と語り、さらに「特にジジ(ダッリーニャ/ゼネラルマネージャー)が続投されるなら、ドゥカティは今後4~5年で最高のバイクを手にすることになるだろう」と大胆な予測も口にしている。

 さらに、ロレンソはこう続けた。

「ジジの頭脳は常に2歩先を行っているし、ボックスでの彼らの働きもまるでF1チームのようだ」

「毎年毎年彼らは良くなっているし、今では8人の優れたライダーもいる。特にペッコ(フランチェスコ・バニャイヤの愛称)、エネア・バスティアニーニそしてホルヘ・マルティンといった3人だ」

 これはドゥカティのマシン開発が上手く進んでいることの証とも言える状況だが、8台という大きすぎる勢力になっていることを憂慮する向きもある。

 自身もチームを持ち、かつてはMotoGPクラスにも参戦していたホルヘ・マルティネスは、前述のDAZNでロレンソと共演しており、その際にドゥカティ勢が多すぎる状況を規制すべきだと語った。

「しかし、ドゥカティはジジだけじゃなく8台のマシンを走らせていることでアドバンテージを得ていると思わないか?」と、マルティネスはロレンソの話に加わった。

「彼らは他のメーカーよりも、より多くの情報を得ている。私としては、レギュレーションでそうならないようにすることが必要かもしれないと思っているんだ」

「彼らが4~6台になっても、おそらくアドバンテージは少なくなるがそれでも同じように勝ってくるだろう」

「他のチームと、作業方法が違っているんだ。金曜日にドゥカティ勢はトップに上がってこないが、土曜日、そして特に日曜日にはトップへ姿を現してくる。私は、これが8台のマシンを走らせていることの大きなアドバンテージのひとつだと思っている」

 なおドゥカティが一大勢力となっていることに対して、2024年には変化があるのではないかという憶測もある。FIM会長のホルヘ・ビエガスが、2024年にはVR46がドゥカティからヤマハへ乗り換えるという“アイデア”を口にしたことがそのキッカケだった。

 ただVR46側はそうした憶測を否定しており、ヤマハへの乗り換えが実際に起こるかどうかは2023年型『YZR-M1』の戦闘力なども関係してくるだろうと見られている。

 
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