MotoGPオーストリアFP3:マルケスがトップタイム。中上貴晶は8番手でQ2進出
MotoGP第11戦オーストリアGPのフリー走行3回目が行われ、マルク・マルケスがトップタイムを記録。中上貴晶がQ2進出を決めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第11戦オーストリアGPのフリー走行3回目が行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスがトップタイムをマークした。
オーストリアGPのFP3は快晴に恵まれたことで、気温は26℃、路面温度35℃と温暖なコンディションとなった。
初日をトップタイムで終えたマルケスだが、セッション序盤からタイム出しに入ると1分23秒788をマーク。自身が記録した初日タイムを早くも上回った。
また初日はチームメイトに遅れをとっていたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)だが、1分24秒322を記録してマルケスに続いた。マーベリック・ビニャーレスも続き、序盤はヤマハファクトリーが上位につけた。
セッション中盤、マルケスは開発中のカーボンに覆われた新フレームのマシンで走行を実施。ただ以前からレースディスタンスでの使用は考えていないと語っていたことから、今回も開発用の情報収集の可能性がある。
残り10分を目前にして、徐々にアタックに入るライダーが増え始めた。まずはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)が1分23秒836をマークして3番手に浮上。さらにジャック・ミラー(プラマック)も1分23秒952までタイムを更新し、4番手につけた。
そしてビニャーレスがマルケスを超える1分23秒591をマークして、トップが入れ替わった。
残り5分を切った頃、マルケスがアタックに入ると、ビニャーレスを更に上回る1分23秒251を叩き出してトップに返り咲いた。また、KTMのポル・エスパルガロが1分24秒016をマークし、5番手に浮上してみせた。
残り2分、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分23秒691で3番手に食い込んだが、チームメイトのダニーロ・ペトルッチが1分23秒593でそれを上回るなど、熾烈なタイムアタック合戦が行われた。
10番手までポジションを落としていた中上貴晶(LCRホンダ)は、セッション残り1分というところで1分23秒955をマークし、8番手。中上はその後もタイムを1分23秒764まで縮めた。
セッション終了後のラップではクアルタラロがタイムを1分23秒637まで伸ばし、5番手に割って入った。
最終的にFP3トップタイムとなったのはマルケス。後続に0.3秒以上の差をつけた。
2番手はビニャーレス。チームメイトのロッシが6番手、クアルタラロが5番手とヤマハ勢は好調な結果だ。
3番手はドヴィツィオーゾ、続く4番手にはペトルッチが入っており、レッドブルリンクを得意とするドゥカティ勢が危なげなく上位につけた。
中上は最終的に8番手でセッションを終え、予選Q2にダイレクトで進出を果たした。一方でチームメイトのカル・クラッチローは最後のアタックでタイムを更新することができず、11番手にとどまり惜しくもQ1スタートとなった。
さらに、ここオーストリアがホームグランプリとなるKTMは、ポル・エスパルガロが10番手に入ったことで、嬉しいQ2進出を手にした。
【リザルト】MotoGP第11戦オーストリアGP フリー走行3回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | マルク マルケス | 25 | 1'23.251 | ||
2 | マーベリック ビニャーレス | 23 | 1'23.591 | 0.340 | 0.340 |
3 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 22 | 1'23.593 | 0.342 | 0.002 |
4 | ダニーロ ペトルッチ | 23 | 1'23.593 | 0.342 | 0.000 |
5 | ファビオ クアルタラロ | 24 | 1'23.637 | 0.386 | 0.044 |
6 | バレンティーノ ロッシ | 24 | 1'23.702 | 0.451 | 0.065 |
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