ブエノスアイレスに開催地移転のMotoGPアルゼンチンGP、サーキット工事は順調な進行。F1開催も視野
2027年のMotoGP開催を目指しているアルゼンチン・ブエノスアイレスのサーキットの工事が順調に進行中だ。
MotoGPアルゼンチンGPは2027年からサーキットを変更して開催予定となっており、現在はそのサーキットの工事が順調に進行中だ。
アルゼンチンGPは近年、テルマス・デ・リオ・オンドにて開催されてきたが、2027年シーズンから首都ブエノスアイレス近郊のオスカル・ガルベス・サーキットに開催地を移すことがきまった。
このコース自体はMotoGPの開催経験があるが、最後に開催されたのは1999年で、サーキットの近代化改修が必要となっていた。
そして今年1月から工事が始まり、サーキット改修作業は順調に進められている。ブエノスアイレス市政府の監督のもと、工事を担当する建設会社AUSA社が、サーキット再設計を手がけたティルケ・エンジニアリング&アーキテクツと連携しながら施工を進めている。150人以上のスタッフにより、週7日体制で作業が実施中だ。
F1が最後に訪れた1995年に建設された旧ピットビルの解体、既存トラックの撤去、そして新レイアウト拡張のためのグランドスタンドを解体。motorsport.comが今週現地を確認したところ、新たなピット施設の基礎工事がすでに進行していることを確認した。
また、MotoGPで使用される全長4,300メートルのトラック全体でも作業が進められている。ターン4には7%のバンクが設けられ、全体の平均バンク角は2〜3%となる見込みだ。総土工量は29万5,000立方メートルに達し、そのうち14万立方メートルが掘削によるものとなる。
なおコースの予想最高速度は330km/mを超え、平均速度も185km/hに達すると見られている。
現段階では工事は予定より前倒しで進んでおり、これは先週初めに現地を訪れ進捗を確認したMotoGPスポーツ・エンターテインメント・グループCEOのカルメロ・エスペレータおよびスポーティングディレクターのカルロス・エスペレータにも好意的に受け止められた。
工事は12月の完了が見込まれており、その後、必要なテストをすべて実施する十分な時間が確保される。これにより、来年3月下旬から4月上旬にかけてMotoGP世界選手権を開催する準備が整う見通しとなっている。
■F1復活も視野に
オスカル・ガルベス・サーキットはMotoGP開催に向けた準備を進める一方で、F11のアルゼンチン復帰も視野に入れている。
報道によれば、サーキットの95%の部分はF1に必要なコースと共通しているが、大きな変更点としてヘアピン区間の延長が挙げられているようだ。これによりコース全長は約5,000メートルに達する見込みだ。なお、この拡張計画はすでに設計まで完了しており、実施のタイミングを待つ段階にある。また、ピット施設の拡張も計画されている。
4月にブエノスアイレス市街地でアルピーヌF1のフランコ・コラピントのデモランが実施予定だが、このイベントは同市でのF1開催の可能性を測る試金石となると見られている。
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