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延期続くMotoGP、プライベートチームは財政面で“赤信号”。アビンティア明かす

MotoGPに参戦するアビンティアは、新型コロナウイルスの影響によってシーズンが中断されていることで、財政的に“赤信号"が灯っている状況だと明かした。

Tito Rabat, Avintia Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2020年のMotoGPは、新型コロナウイルスの世界的流行によって今も中断が続いている。そしてレースが開催されない状況のため、チームはスポンサーからの支払いを受けられず、財政面で危機的な状況にさらされている。

 MotoGPクラスに参戦するアビンティア・ドゥカティもその影響を大きく受けているチームのひとつだ。チームマネージャーのルーベン・ザウスが明かしたところによると、彼らは“レッドゾーン”に位置しているという。

「チャンピオンシップが始まらない場合、スポンサーからの支払いを求めることはできない」

 ザウスはSkyイタリアに対しそう語る。

「これは特に小規模なプライベートチームにとって問題となる」

「プライベートチームは常に厳しい状況にある。そしてアビンティアの予算はチャンピオンシップに参戦するチームの中でも最も小さいことを念頭に置いて欲しい。大体で1150万〜1200万ユーロ(約14億円)で、その65〜70%はドゥカティからのバイクリース料なんだ」

「スポンサーがTVでバイクを見たとき、彼らは喜んで(スポンサー料を)払う。もしスポンサーからの支払いがない場合、我々は予算の15%、200万ユーロ(約2億4000万円)を失ってしまう」

「通常、スポンサーは2月の終わりか3月に支払いを開始する。前払いをするスポンサーは殆どいない。我々の場合、幸運にもいくつかそうしたスポンサーがいた。大規模なものではないが2〜3ヵ月を乗り越えるに十分なモノだ」

「今、我々は他のプライベートチームと同様にレッドゾーンにいる。トラック、オフィススペースのレンタル、物資の購入やメカニックへの支払いの予算が不足しているんだ」

 MotoGPを運営するドルナ・スポーツは、こうした厳しい状況を把握しており、財政で苦しむチームに対する総額900万ユーロ(約10億円)規模の支援策を策定している。

 アビンティアはこの援助を受けることのできるチームであり、25万ユーロの支援を3ヵ月間受けることができる。

 またザウスはチームの支出の大半を占めるバイクのリース料の減額についてドゥカティと交渉していることも明かした。アビンティアは1年落ちのマシンをリースしているが、その金額は今後のレース数によるという。

「ドルナは全てのプライベートチームに対して手を差し伸べており、それによって我々は固定費を支払うことができる。ただ、バイクはそうではない」と、ザウスは語る。

「ただメーカーも、レースを走らなければ、バイクをリースするための支払いも行なえないということは理解している」

「週に2〜3回ドゥカティと話をしているが、彼らはとても親身になってくれた。我々はドゥカティとの間にチャンピオンシップの長さ、使用したエンジンの数やマテリアル、ロジスティクスの合計に(支払いが)基づくことに合意するだろう」

 

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