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アビンティア、来季のVR46による買収を否定も、2022年は“参戦しない”と認める

アビンティアのオーナーであるラウル・ロメロは2021年にバレンティーノ・ロッシのVR46チームによって買収されるという噂を否定した。ただ2022年のMotoGP参戦は無いだろうとも認めた。

Johann Zarco, Avintia Racing

 2020年のMotoGPが折り返しを過ぎたところではあるが、現在話題を集めているのは2021年、ひいては2022年シーズンのMotoGPクラス新規参戦チームに関する噂だ。

 順を追って説明するとまず、現Moto2クラスのポイントリーダーであるルカ・マリーニが2021年にMotoGPクラスへ昇格するという話が囁かれ出し、さらに彼はアビンティアで2021年までの契約を結んでいるはずのティト・ラバトの後任となると語られるようになった。

 またマリーニの兄であるバレンティーノ・ロッシのチームであるVR46が、財政状況の厳しいとされるアビンティアを買収しMotoGP参戦を果たし、マリーニはそこから参戦するのではないかとも報じられていた。

 第10戦フランスGPでは、そういった噂についてアビンティアのチームマネージャーであるルーベン・ザウスが回答。2021年にVR46による買収は無いと噂を否定したが、チームが売りに出されていることは認めた。

「我々は多くのことに変更を加え、チームをある程度まで引き上げてきたが、我々にはそれほど多くの予算はない。離れるときであり、誰かに鍵を手渡すときなんだ」

 ザウスはそう語った。

「(オーナーのラウル)ロメロ自身もそれをわかっている。彼は50歳になり、アンドラにはふたりの子どもがいるし、そこで楽しい生活を送っているんだ」

「彼は主催者と少数の投資家に状況を示しているが、チームへ他の誰かからのアプローチがあるようだし、可能性が机上に置かれている状況だ」

 現在、アビンティアはMotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツと2021年末までの契約を結んでいる。これは他のインディペンデントチームも同様だ。

 しかしロメロはmotorsport.comの取材に対して、アビンティアは2021年も継続参戦するものの、2022年以降はドルナとの契約を更新しないだろうと認めた。

 またマリーニがラバトの後任となる可能性については、ロッシがそれを実現させるためには、ラバトの様にスポンサーを確保するか、資金を拠出する必要があると語った。

「バイクに乗りたいひとは、(資金を)払うか、スポンサーを持ち込むかのどちらかだ」と、ロメロは言う。

「もしロッシが彼の弟を2021年に乗せたいと望むなら、彼がお金を払えばいい」

「ティトが来たときのように、もしくは(カレル)アブラハムや(ザビエル)シメオンが来たときと同じようにね」

「弟が走るために、彼が参戦枠を買う必要はない。彼は単にバイクのお金を払えばいいだけだ」

「2021年も私はこのチームを継続する。しかし他方で、2022年に我々はドルナとの契約を延長しないだろう」

 なおロッシのVR46チームに関してはMotoGPクラスに参戦する場合にはドルナ側からグリッド枠ふたつを与えられると考えられていて、その場合は2021年にアビンティアの参戦枠を買収することは経済的にはあまり意味のない行為となる。

 また、現Moto2のエネア・バスティアニーニがドゥカティとの契約を締結済みで、来季プラマックへ移籍するヨハン・ザルコの後任としてアビンティアに加入すると言われているが、まだ正式発表はされていない。

 

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