テスト好調のドゥカティ、新型の数少ない問題はハンドリング? 「神経質でアグレッシブ」とバニャイヤ
MotoGPチャンピオンのフランチェスコ・バニャイヤは、2023年型ドゥカティ・デスモセディチGPが前年型よりも「神経質」なハンドリングで、よりアグレッシブになっていると語った。
写真:: MotoGP
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは2023年型のデスモセディチGPの感触について、王座を獲得した昨年型よりも“神経質”なハンドリングで、よりアグレッシブになっていると説明する。
2月10日から3日間行なわれたMotoGPのセパンテストではドゥカティ勢が速さを見せ、総合タイムではトップ10台中の7台がドゥカティという様相だった。今シーズンも彼らが中心的な存在となっていくことを感じさせる結果となった。
バニャイヤは2023年型マシンの開発作業を続け、最終的には総合2番手タイムをマーク。順調にテストを終えたようで、特に加速の改善についてチームを称賛していた。
「2日目の時点で、良いレベルになっていたと思っていたし、今回のテストには満足している。仕事ぶりを誇りに思うよ」と、バニャイヤは言う。
「でも3日目にも問題を好転させることができた。まだ僕らには改善に取り組む場所があったんだ」
「テストのラスト1時間で、電子制御に大きな変更を加えたんだ。それが大きな一歩になった」
「明らかだったよ。変更を加えた後、ユーズドタイヤで1分59秒1、59秒0台のタイムを記録していて、様々なことが解決された。だから満足している」
ただ、デスモセディチGP23の全てが問題ないというわけでも無いようだ。バニャイヤは新型のハンドリングについて「神経質だ」と語っており、次回ポルティマオテストでこの部分に集中的に取り組みたいとしている。
「加速の部分で苦しんでいたんだ。かなり神経質なところがあって、スロットルをフルに開けるのが難しかったんだ。マシンが暴れてかなりスライドが起きてしまっていた」
「さっき話したように変更を加えて、加速の部分の問題を解決し、2022年型と殆ど同じようにできた。もちろんより速さはある」
「だから既に良い水準にあるんだ。今、僕が集中しているのはさらに前進することにある」
「欠けているのはハンドリングだけだ。2022年型のハンドリングは、もう少し簡単だった」
「新型はよりアグレッシブで、神経質なところがある。でもこれはポルティマオテストで集中的に取り組めることだ。あそこはハンドリングがとても大事になってくるコースだしね」
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