転倒で初優勝はお預けに。フランチェスコ・バニャイヤ、原因は路面の汚れと推察
MotoGPエミリア・ロマーニャGPで、フランチェスコ・バニャイヤは転倒によって優勝のチャンスを失った。彼はその原因は、捨てバイザーか路面の汚れだろうと考えている。
Francesco Bagnaia, Pramac Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
プラマックのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGPエミリア・ロマーニャGPで6周目にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)を追い抜いてトップに浮上。初優勝のチャンスが訪れたように見えた。
しかしレース終盤の21周目、バニャイヤはリードを築きながらもターン6でまさかの転倒。リタイアせざるを得ず、MotoGP初優勝のチャンスを逃してしまった。
バニャイヤによると、転倒当時のデータはそれまでの周回と違ったアクセルワークなどは行なっていないため、転倒の原因は路面の汚れかデブリによるものだろうと考えている。
「クラッシュしたとき、最初はバイクを速くピットへ戻して何が起こったのかを確かめたかった。本当に妙なクラッシュだったんだ」
バニャイヤはそう語る。
「僕は完全にマーベリックとのギャップをコントロール下に置いていた。ペースをコントロールしていたんだ。彼は確かにプッシュしてきたけど、僕はとても上手くそのギャップを制御していた」
「クラッシュは信じられないものだった。データを見ると、スピードは同じで、バンク具合も同じ、アクセルも、そしてラインも同じだったからだ。だからこれは何か捨てバイザーみたいなものか、路面の汚れに触ってしまったんだと思う」
「僕に考えられるのはこれだけだ。だってそういった原因でなければ、次のレースは少し怖くなってしまう。前の周には何の忠告もなしにクラッシュしたんだから」
なおバニャイヤのチームメイトであるジャック・ミラーは、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)の捨てた捨てバイザーをマシンが吸い込んだことで問題が発生し、リタイアを強いられている。
バニャイヤはエミリア・ロマーニャGPの予選でも速さを発揮。トラックリミット違反によってタイムが抹消されてしまったものの、ポールポジションを獲得できるほどの速さを示していた。
「最初からどのセッションでも僕はとても強かったから、とても残念だ」と、バニャイヤは続ける。
「昨日(予選日)はポールポジションを失ってしまったけど、それはランオフエリアに触れてしまったからだ。だから、それは仕方のないことだった」
「グリーンエリアに触れてしまったなら、そのタイムは抹消される。でも今日のようにレースを失うことはとてもガッカリだし、まったく満足できないことだ」
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