ミラー、2年ぶりのアメリカズGPでドゥカティの進歩実感「2019年より、”10倍”良くなっている」

ドゥカティのジャック・ミラーは、MotoGPアメリカズGPの初日を総合2番手で終え、2019年の同地でのレースと比べ、バイクが”10倍”改善されたと語った。

ミラー、2年ぶりのアメリカズGPでドゥカティの進歩実感「2019年より、”10倍”良くなっている」

 MotoGP第15戦アメリカズGPの初日、トップから0.015秒差の総合2番手となったジャック・ミラー(ドゥカティ)は、前回サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれた2019年のレースと比べ、バイクが10倍良くなったと語った。

 新型コロナウイルスの影響で、2020年の開催が中止となったアメリカズGP。MotoGPがCOTAに戻ったのは、約2年半ぶりとなる。

 しかし金曜日のフリー走行では、各ライダーが路面の状況に不満を示した。ヤマハのファビオ・クアルタラロは「まるでジョークだ」と酷評。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は「日曜日にレースをするのは危険だと思う」とまで語った。

 一方で、ミラーはこのサーキットの危険性を軽視している数少ないライダーのひとりだ。ミラーは2019年のアメリカズGPで表彰台を獲得。今回も、彼は第1セクターでは他のライダーより0.2秒以上速いタイムを記録している。

 彼は、2021年のバイクは2019年と比べて10倍改善されたと語り、コーナリングでは”驚異的”だと評した。

 ミラーはセクター1について「そこを通る時に、いくつかのトリックを見つけたんだ」と語った。

「フロントにソフトタイヤを使おうとしていたけど、他の部分のブレーキングがあまり良くなかったから、少しマージンを保たないといけなかった」

「何回かバイクが振られた瞬間があったけど、第1セクターだけじゃなくて、第4セクターのターン16~18も含めて、マシンがとても良く機能しているんだ」

「驚異的だよ。バイクを最大まで倒して、腕を地面に擦って、アクセルを開いてもシャープな弧を描いて曲がることができるんだ」

「比較的ニュートラルステアに保つことができて、全体的に素晴らしいフィーリングだ。前回ここに訪れた時と比べて、バイクが10倍良くなっていることは明らかだ」

Francesco Bagnaia, Ducati Team

Francesco Bagnaia, Ducati Team

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 ミラーのチームメイトであるフランチェスコ・バニャイヤは、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と48ポイント差で追いかけている。

 彼は、レースを中止するべきだというエスパルガロの主張には反対しているものの、コースの安全性に関しては限界を超えていると非難した。

 レースを中止するという選択肢はあるかという質問に対し、バニャイヤは「いいや、それは不可能だと思う」と答えた。

「僕たちはここで、レースをしなければならない。セーフティ・コミッションで話し合ってみるよ」

「レースを中止するという意見を持つライダーもいるだろう。でも誰かがレースは可能だと言って、レースをしなければいけないんだ」

 MotoGPでは、2018年のイギリスGPがレースの中止を余儀なくされた。この時は、再舗装された路面が雨を適切に排水できず、コンディションが一向に改善しなかった。

 このケースから何か教訓を得られないかと訊かれ、バニャイヤはCOTAの現状はその時よりもさらに悪いと話した。

「僕たちは常にトップを目指して戦っているけど、このコースでは毎ラップ限界を超えてしまうから、限界まで攻められないんだ」

「そして、安全性に関しても限界を超えていると思う。だから、あとで話し合って判断することになるだろう。僕が思うに、シルバーストンよりも(状況は)ずっと悪いと思うよ」

 

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