ドゥカティ昇格のバニャイヤ「目標はタイトル獲得」とぶち上げる。師匠ロッシ超えなるか
ドゥカティファクトリーチームのライダーに昇格し、MotoGPの2021シーズンを戦うフランチェスコ・バニャイヤ。彼はファクトリーチームのライダーとして、タイトル獲得を目指していくと意気込みを見せた。
Francesco Bagnaia, Ducati Team
Ducati Corse
ドゥカティは今季、MotoGPのライダーラインアップを一新する。MotoGP3年目にしてプラマックから昇格し、ファクトリーライダーとなったフランチェスコ・バニャイヤは、タイトル獲得という目標を目指していくと意気込みを見せた。
2月9日、MotoGPに参戦するドゥカティは2021年シーズンに向けたチームローンチイベントを実施。ジャック・ミラーとバニャイヤ、新加入のライダーふたりが姿を見せた。
ミラーは26歳、バニャイヤは24歳とライダーの若返りを図ったドゥカティ。MotoGPでの経験から言えば、ミラーがチームを引っ張っていく立場となるだろう。
ただMotoGP3年目のバニャイヤもやる気は十分だ。彼はMoto2クラスでタイトルを獲得した2018年の戦いを再現したいと考えている。
「目標はタイトルを勝ち取ることだ」と、バニャイヤはチームローンチイベントで語った。
「それがファクトリーライダーに期待されているものなんだ。ファクトリーチームのライダーが5位や6位で終えたり、良いレースひとつに悪いレースを2〜3回というのことが起こっては駄目なんだ」
「僕は2018年シーズンの開幕前に(2019年からの)MotoGP昇格を決めた。まだMoto2では1回も勝ってもいなかったのにね。でも2018年の開幕戦でMoto2初勝利を挙げ、その年のチャンピオンになった。そういうビッグなことをやりたいと思っているんだ」
バニャイヤはファクトリーチームで走ることで求められる責任を受け入れている。ドゥカティは2007年のケーシー・ストーナー以来、タイトルから遠ざかっている。近年ではアンドレア・ドヴィツィオーゾがランキング2位を3度獲得して王座に迫ったものの手は届いていない。
「ジャックも僕も、ファクトリーチームに来るということに多くの責任が伴うことは分かってる。プレッシャーもポジティブなものだし、後押しになるよ」
バニャイヤはそう語る。
「僕の人生でも最大の挑戦だ。多くの人が挑戦してきて、たったひとりだけが成し遂げている。ドヴィツィオーゾや(ダニーロ)ペトルッチの席を引き継ぐことも簡単じゃない。彼らは素晴らしい仕事をしてきたんだ。ドヴィは3年連続でランキング2位になっていて、一度はタイトル獲得に本当に近づいていたんだからね」
またバニャイヤは、ドゥカティのファクトリーチームに加入することによって、彼の師匠であるバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)の道を継ぐことになる。ロッシは2011〜2012年にかけてドゥカティに所属したが、望んだ結果は得られずにチームを去った。
ただバニャイヤは、現在のドゥカティのマシンが当時とは異なっており、競争力のあるものだと指摘。単純に比較することはできないと語った。
「今のバイクはヴァレが手にしていたものとは全く違うものだ。人員的な面でも、ほぼ全ての人が変わっている。完全に違うプロジェクトなんだ」
「多くのライダーがあのバイクを乗りこなすことができなかったし、ドヴィですら結果を出し始めたのは開発が進んでからだ。ヴァレがヤマハに戻ってすぐにドヴィが勝ちだしたが、それが(ドゥカティで)望んだ結果を得られなかった理由だと思う」
「僕自身とヴァレを比較することはない。不可能なことだからね。今僕らが使っているバイクは(ロッシの時よりも)もっと競争力がある。だから比較は不可能なんだ」
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