バニャイヤ9位でも”満足”? バイク大幅変更で感触改善「来年のためにも、今年中に問題を解決したい」
フランチェスコ・バニャイヤとドゥカティのテクニカルチームは、MotoGPハンガリーGPでセッティングを大幅に変更したという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が苦しんでいる。少なくとも最近、彼がコースに出るたびにそう見えてしまう。
カメラが最後に彼がバイクの上で感情をあらわにしているのを捉えたのは、ハンガリーGPのウォームアップ、レース前最後のプラクティスだった。彼はこのセッションでなんと最下位に終わったのだ。
ハンガリーで最速、加えて言うなら今年ほとんどのコースで最速だったチームメイトのマルク・マルケスから3秒以上も遅れる……レース直前だということを抜きにしても理想的な状態ではない。
その後バニャイヤは決勝レースを13番グリッドからスタートし、9位でフィニッシュ。他車のトラブルでひとつ順位が上がった上での結果だった。一方マルケスは、ポールからスタート。1周目にポジションを落としたものの、レース中盤に首位を奪還し危なげなく勝利している。
マルケスとバニャイヤは同じバイクに乗っているが、残酷なほど結果には違いが現れている。ハンガリーGPを終えてマルケスは14戦で10回のダブル優勝。バニャイヤは優勝1回、表彰台獲得は7回だ。両者のポイント差は227ポイントで、バニャイヤが計228ポイント獲得となっているため、ほぼダブルスコアの差がついているのだ。
通常であれば、この結果は2度の世界チャンピオンにとってほぼ災難と言える。しかし彼は現在直面している状況を踏まえ、乗っているバイクの感触の改善を小さな勝利と捉えているという。今回のように大きな変更を施した場合は特にだ。
「奇妙に聞こえるかもしれないけど、9位で満足している。日曜日に施した大きな変更が役に立った」
そうバニャイヤはレースを振り返り、7番手走行中にシケインをカットしたため、ロングラップペナルティを科されたことについて、次のように説明した。
「感触が良くなった。ハードブレーキングできるようになったんだ。ブレーキングの時にふたつミスをしてしまったけど、バイクを大きく変更した時は予想もしない反応が起こるものだ」
バニャイアは自身のポテンシャルに疑いはないと述べている。彼の言葉から、問題が精神面にあるようには思えない。彼は繰り返し、今年のバイクから伝わってくる情報が以前のようなコーナー進入やブレーキングを妨げていると強調している。
「もし過去に戻れるなら、現在の経験を踏まえて、当然GP24(前年型のバイク)でレースすることを選ぶだろう。しかし当時(プレシーズン中)はその違いが分からなかった。絶対的な確信として、GP24はGP25より良いと感じていた。証明する必要はない。GP24をテストする意味はない。どうせ使えなかったからね」
現時点で、彼の目標はただひとつ。シーズン終了までに現在の困難な状況から脱却することだ。
「僕は自分自身を最も信じている人間の一人だ。困難な時期だと分かっているが、同時にこの状況から抜け出せることも知っている。鍵は今年中に解決することだ。なぜなら、来年の基盤を築く上で不可欠だからだ」
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