MotoGPの新しいフォーマットはストレス? バニャイヤ「良いスタートを切れないとFP2でやること山積み」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは2023年シーズンの新しいレースウィークのスケジュールによって、FP2がストレスの多いものになっていると話した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPは2023年シーズンから新たにスプリントレースを最高峰クラスに導入した。その影響でレースウィークのスケジュールも変更されているが、初日FP2のストレスが増えたとフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は語っている。
今シーズンのレースウィークの変化として、初日のFP1が45分で据え置き、FP2が60分に増加されたこと。そして予選Q1とQ2の組分けが、昨年までとは異なりFP2までの総合タイム順で行なわれる点がある。
2日目は朝に短いプラクティスがあり、その後は予選・スプリントレース、翌日の決勝と続いていく。そのためライダー達は初日の走行で予選組分けに向けたアタックからレース想定の作業まで多くの仕事をこなす必要がある。
バニャイヤは初日を力強くスタートできなければ、FP2の1時間は非常に“ストレスフル”なものになってしまうと話した。
テストを通じて走行を重ねていた開幕戦ポルトガルと、今回のアルゼンチンGP。その違いについて聞かれたバニャイヤは「かなり違う。ポルティマオでは大体が解決済みだったんだ」と答えている。
「(アルゼンチン初日に)全てが問題なかったわけじゃないんだ。僕のセッションを見てもらえば一貫性があったのは明らかだけど、状況を改善するためにたくさんの作業をしなくちゃならなくて、毎回2ラップしかしていなかった」
「それでもまあ良い。悪い状況にあるタイミングでは、改善しなくちゃならないし、たくさん周回を重ねる必要があるから、FP2では少しストレスが溜まったけどね」
「僕らはなんとか状況を改善し、目標だったトップ10以内に入ることを達成することができた」
「でも(レースウィークの開始から)より競争力を高めて、FP2でやるべき事が山積みというのを避けるためにも別の戦略を考えなくちゃいけないと思う」
なおバニャイヤはアルゼンチンGPの予選に向けて、まだ新品タイヤを使用した際のフィーリングの改善が必要だと語っている。
「(FP1の)マシンは僕としてはベースを見つけるのがちょっと難しかった」
「FP2では、スタートからかなり良くなっていたんだ。作業が必要だったから、連続走行はあまりできなかったけどね。後れを取っていてやることが多かった」
「でもペース面では満足しているよ。ユーズドタイヤでのフィーリングも良いし、同じ条件のアプリリアにも接近していると思う」
「新品のタイヤでロスがあるだけなんだ。彼らはそこで僕らよりもかなり競争力がある。僕は普段はあるはずのフロントエンドのフィーリングを確保するのに苦労している状況にある」
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