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PP獲得のバニャイヤ「史上最高のラップだった!」レースは先頭争いが目標

ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGPスペインGP予選でレコードラップを更新してポールポジションを獲得。彼は今回の予選が”史上最高”かつ”パーフェクト”なモノだったと語っている。

Francesco Bagnaia, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第6戦スペインGPの予選で、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールポジションを獲得。そのラップの仕上がりについて、彼も完璧だったと振り返った。

 今シーズン初のポールポジションを獲得したバニャイヤだが、彼のラップは驚きの速さだった。2020年にマーベリック・ビニャーレス(当時ヤマハ)が記録したレコードラップを0.4秒以上更新する、驚速のポールラップだったのだ。

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 2022年序盤戦は苦しい戦いが続いてきたバニャイヤだったが、第5戦ポルトガルGPでフロントエンドのフィーリングに再び自信を持てるようになってきたと語っており、今回の予選好結果はそれを証明するものとなった。

「ああ、僕にとって史上最高のラップだったと思う。全てが完璧で、ひとつのミスも犯さなかった」

 予選を終えたバニャイヤは、ポールポジションを獲得したラップをそう振り返った。

「普通、こうしてプッシュしていればどこかのコーナーでちょっとワイドに膨らんだりするのは簡単に起こってしまうことなんだ」

「でも今日は全てが完璧だった。ポルティマオでレースができたのも幸運だったよ。あそこでバイクのフィーリングをまた掴むことができ、ブレーキングの感触も取り戻せた」

「今週末も良い形で開始できた。どのセッションでも少しずつ改善することができたし、FP4でも凄くいいフィーリングだったんだ」

 2022年はチャンピオン候補間違いなしとも思われていたバニャイヤ。序盤は苦戦していたためまだ表彰台を獲得できていないが、FP4でのペースを考えると、今回はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と優勝を争えるはずだ。

 ただバニャイヤとしては、現時点では勝つことよりも先頭集団で走ることのほうがより重要だと考えている。

「このコースがファビオの場所だというのは確かだ」と、バニャイヤは言う。

「彼は常に競争力があって、とても強い。昨日と比較して、僕らはペース面で彼とのギャップを少しは縮められたと思う」

「FP4はスピードと一貫性の面で本当に良いものがあった。だから明日はいい戦いができると思っている」

「でも予想するには気が早すぎる。ファビオは週末を通じて速かったし、レースでの状況というのは常に異なってくる。だから僕らも明日を待たないとね」

「もちろんこのレースを先頭でフィニッシュすることは凄く大事なことだろう。でも僕のこれまでのレースを考えれば、戦えることが最も重要なんだ」

「もちろん僕だって勝ちたいからこそ、”明日は勝ちたい”と言いたくないんだ」

「でも僕にとっては先頭に留まって戦うことがより重要なことになるだろう。シーズン開始以来、初めて優勝を争うチャンスになるわけだからね」

 
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