バニャイヤ、マルケスのペナルティ巡る騒動に同情「FIMがミスったのだからね。マルクの復帰を喜ばないと」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、開幕戦でマルク・マルケスに科されたペナルティを巡る一連の騒動について、マルケスを同情的に思っている。
MotoGP第5戦フランスGPではレプソル・ホンダのマルク・マルケスが復帰する。彼は開幕戦以降ペナルティを巡る騒動の中心人物となっていたが、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は同情的に見ているようだ。
マルケスはポルトガルGPでRNFアプリリアのミゲル・オリベイラと接触し、第2戦アルゼンチンGPでのダブルロングラップペナルティを科せられた。しかしアルゼンチンGPをマルケスが欠場する事になった後、FIMはペナルティを再発行し、マルケスは次に参加するラウンドでペナルティを受けなければならないという文言に変更した。
この後出しの変更にホンダは抗議。問題はFIM控訴裁判所へと送られ、最終的にマルケスに科されたペナルティは、不参加となったアルゼンチンGPで消化されたと判断され、復帰戦のフランスGPでペナルティが科されることはなくなった。
このペナルティを巡っては様々な論争が引き起こされたが、マルケスと競い合っているライバルからは、彼に同情する声も聞こえている。現在チャンピオンシップ首位を走るバニャイヤは、FIMが間違いを犯したため、ペナルティが無くなることは当然だと語った。
「彼ら(FIMスチュワードパネル)はそれ(ペナルティの変更)を記したときに間違いを犯してしまった。だから、マルクが罰則を受けないのは普通のことだと思う」
「マルクが復帰することを喜ばないとね。僕らは皆、彼のポテンシャルを理解している。ここ数年は簡単ではない時間を過ごしているけど、彼が一息つけるのかどうか、様子を見てみよう」
なおバニャイヤは前戦スペインGPの勝利でランキング首位に返り咲いているが、フランスGPでも同様に素晴らしい週末にできることを期待している。
「ヘレスの暑さは信じられないほどだった。昨年はフランスも暑かったけど、今週末は寒くなりそうだ。天気は予測できないけれど、良いグランプリにできると思う」
「なんといっても、ドゥカティはここで3年連続勝利しているんだ。昨年は自分が相当速かったし、全てが良い感じだった。今年もヘレスのように良いかどうか、様子を見よう」
「努力は必要だろう。(昨年マシンの)GP22では良い感じだったけれど、GP23で同じフィーリングを得るためにはたくさんやることがあるんだ」
「ル・マンのコンディションは凄く難しいから、今週末は落ち着いていかないとね。簡単にミスをしてしまうんだ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。