バニャイヤ、フロントロウ獲得の裏には予選Q1からの出走が影響「ラッキーだった」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは第9戦オランダGPの予選で今季2度目となる予選Q1からの出走となったが、そのことがフロントロウ獲得に繋がったとし、「ラッキーだった」と語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第9戦オランダGPでドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、フリー走行での総合タイムが振るわなかったことにより、予選は今シーズン2度目となるQ1からのスタートとなった。
バニャイヤは予選Q1からQ2へ見事進出を決めると、ポールポジション争いで1分32秒116をマーク。トップタイムを出したヤマハのマーベリック・ビニャーレスと2番手タイムのファビオ・クアルタラロに続く3番手タイムでフロントロウを獲得した。
流れるような高速トラックである今回のTTサーキット・アッセンはドゥカティのマシンにとっては不向きなサーキットであり、最後に優勝を飾ったのは2008年にまで遡る。
バニャイヤは自身が予選前までに直面していた問題は予想外であったとするも、予選1組目のQ1から出走したことによって、高速コーナー進入時の改善に繋がったと説明した。またその進歩が今回のフロントロウ獲得の手助けとなったと語った。
「僕たちは週末にこのようなタイプの問題を抱えるとは思ってもみなかった」
バニャイヤはこのように述べた。
「僕たちのバイクは高速コーナーの進入で揺れてしまうんだ。そしてそれがバイクのマネージメントにおいてとても苦労させられている点だよ」
「土曜の朝にはバイクに変更を加え、FP3からQ2にかけてライディングで一歩ずつ進歩することができ、上位の選手達に近づくことができた」
「FP4での僕のペースは悪くなかったんだけど、ヤマハのペースを見ると彼らからコンマ5秒から6秒遅いんだ。だから僕たちはまだ前進しなければならない」
「僕のチームは改善策を見つけるために働いてくれているし、僕は今日Q1からの出場でラッキーだったと思う。なぜならQ1でQ2に役立つものを見つけられたから」
「だから僕は良かったと思う。Q1を潜り抜けられたし、高速コーナーでの改善に役立つものも見つけられたからね」
バニャイヤはシーズン開幕後5戦中3戦で表彰台を獲得するも、第6戦のイタリアGPで首位を走行中に転倒を喫してからはその流れを失っている。最近のレースでは、第7戦カタルニアGPで7位、第8戦ドイツGPでは5位に留まった。
今週末のオランダGPで好成績を収めることに自信を見せるバニャイヤではあるが、ヤマハ勢の速いペースを前に自身の初優勝は難しいと考える。
「何故かはわからないけど、MotoGPライダー全員に同じことが言える」
「タイヤが走り始めから機能する時と機能しない時があるんだ」
「6周を経過したところで自分のペースをつかみ、最後にはマルク(マルケス/レプソル・ホンダ)やミゲル(オリベイラ/KTM)と同じようなペースで走れているのに、その時には既に遅いんだよね」
「そう、だからポルティマオ(第3戦ポルトガルGP)やムジェロ(第6戦イタリアGP)のようにものすごく速い時もある。ムジェロではミスを犯してしまったけど、ポルティマオでは僕の初優勝の可能性はイエローフラッグによってなくなってしまった」
「今週はまた違ったストーリーになる。僕のペースは良いけど、ヤマハ程ではない」
「レース序盤に彼らを止められるように頑張るけど、最後まで彼らについていくのは難しいと思う」
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