タイトル争い危機的状況!? しかしバニャイヤ「まだチャンスはある。数字上はね」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGP第9戦カタルニアGPをノーポイントで終えたことで、タイトル争いが厳しい状況に追いやられている。しかし彼はまだチャンスはあると諦めていない。
MotoGPはシーズン折り返しとなる第10戦ドイツGPを向かえている。ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはランキングで大きく離されてしまっているが、まだチャンスはあると考えている。
バニャイヤは2021年シーズンにファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とタイトル争いを展開。今シーズンのチャンピオン有力候補とみなされていたが、序盤戦で調子を上げることができずにいた。
それでもスペインGPで今年初優勝をマークするなどかつての速さを取り戻しつつあり、イタリアGPで2勝目を挙げてタイトル争いのチャンスを繋いできた。
だが第9戦カタルニアGPでバニャイヤには悲劇が襲った。中上貴晶(LCRホンダ)の転倒に巻き込まれてクラッシュを喫し、ノーポイントとなってしまったのだ。このレースではポイントリーダーのクアルタラロが独走優勝した結果、バニャイヤとのポイント差は66点にまで広がってしまった。
残り11戦でこの点差を覆すのは簡単ではないだろう。しかしバニャイヤはまだチャンスは残っていると、へこたれない姿を見せた。
「(カタルニアGP後の)テストは本当に楽しんだよ。前日の出来事を忘れて、今後のレースについて考えたいと再認識できたのは素晴らしかった」
ドイツGPを前に行なわれた会見で、バニャイヤはそう語った。
「ここはドゥカティにとっては厳しいサーキットだ。でも昨年(5位)のレースではすごく競争力を高めて、安心して走れていた。僕らにとって、良い週末になる可能性もあると思う」
「昨シーズン、僕はチャンピオンシップを勝つという野望を抱いていた。そして今年も、目指す所とポテンシャルは高い。ただファビオはコース上で最大の敵で、すごく上手くライディングしている。でも僕らは彼の良いライバルになることができると思う」
「僕らが頑張って取り組んできたことが、サマーブレイク前のこの2連戦で役立ってくれることを祈っている」
「今、66ポイント差を取り戻すのは僕らにとっても難しいことだろう。それでも、数字の上では僕らにはチャンスがまだあるんだ」
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