クアルタラロの戴冠阻むべく……バニャイヤ「全力で挑まなければ。まだチャンスは有る」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、エミリア・ロマーニャGPではタイトル獲得の望みをつなげるために“全力”で挑むとしているが、今シーズンはタイトルに挑む年では無かったとも語っている。
Francesco Bagnaia, Ducati Team
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPでは、ヤマハのファビオ・クアルタラロが総合優勝を決定する可能性がある。ランキング2番手のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はタイトル獲得の望みをつなげるべく全力で挑むと語った。
第15戦アメリカズGPが終了した時点での、クアルタラロとバニャイヤのポイント差は52点。エミリア・ロマーニャGP後にその点差が49点以下に縮まらなければ、その時点でクアルタラロのチャンピオンシップ総合優勝が確定する。バニャイヤがクアルタラロより上位で今回のレースを終えるのは逆転タイトル獲得に向けて絶対条件なのだ。
幸い、舞台となっているミサノ・サーキットでのレースは今季2度目であり、バニャイヤが第14戦サンマリノGPで優勝を果たした地だ。彼もタイトル獲得の可能性を残すためには、前回の勝利を再現するしか無いと語っている。
「僕にできることは、チャンピオンシップ争いに残るために、勝つことだけだ」と、バニャイヤ。
「52点差というギャップが、大きいことは分かっている。でも(差を縮めるために)トライしていく」
「まだ僕たちにもチャンスはある。だから挑戦するよ。今週末は、金曜と土曜に雨が降る可能性があり、コンディションが変わってくるかもしれないから、(前回とは)また違った週末になるだろう」
「レースに向けた作業も、より難しくなるだろうね。だから様子を見てみよう」
「今週末、僕は全力で挑んで、結果を残さないといけないんだ」
バニャイヤはそう語った。その一方で彼は、MotoGPでの最初の2年が厳しいものであったことから、2021年シーズンは本来タイトルに挑む年ではなかったという考えも述べている。
「僕らの目標が常に改善していくことなのはその通りだ」
「MotoGPでの過去2シーズンを振り返ると、かなり苦戦していた。だから今年はチャンピオンシップを勝とうとするような年ではなかったんだ」
「去年はたくさんクラシュして、脛骨も骨折してしまった。問題をいくつも抱えていたんだ」
「だから今年の目標は成長し続けることだった。そしてサマーブレイク後に僕は一歩前進して、最近のレースではさらにもう一歩前進できていたと思う」
「だから今年僕たちのしてきた仕事には満足している。この仕事は、来シーズンを更に良くすることのできるものだ」
なおチームメイトのジャック・ミラーによると、ドゥカティはエミリア・ロマーニャGPでチームオーダーに関する話し合いは無かったという。
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