バニャイヤ、波乱のカタルニアGP3度目のスタートは「ちょっと無理に行なわれたように感じた」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGPカタルニアGPで自らも絡んだクラッシュも含め、レースを振り返った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、赤旗が2度出され、ふたりのライダーが骨折を負ったMotoGPのカタルニアGPについて、2度目の赤旗後のリスタートについて「無理に行なわれた」と語った。
バニャイヤは木曜日の時点で、毎戦金曜日に開催される安全委員会に「たった3人のライダーしか出席していない」ことを批判。彼は「試してもいないのに、どうしてうまくいっていないと言えるのか?」と、出席率の低さに警鐘を鳴らしたばかりだったが、彼の意見が正しいと、まさに”悪夢の1日”となった決勝日に裏付けられることになった。
カタルニアGPは深刻なクラッシュが相次いだ。アレックス・マルケス(グレシーニ)とヨハン・ザルコ(LCRホンダ)の負傷し、2度の赤旗中断で波乱に満ちたレース展開となったのだ。
しかし普段から安全委員会に参加しているルカ・マリーニ(ホンダ)と、参加していないペドロ・アコスタ(KTM)の両方が、3度目のスタートは避けられたはずだという点で意見が一致したようだ。
さらにマリーニは、こうした問題に対処する上で、バニャイヤがライダー側の良いリーダーになり得るとも語った。
「今はすべてチーム側の手に委ねられていて、彼らが様々な事柄を一緒に決めている。僕としては”理想的なリーダー”が必要だとは思わない。大事なのは、全員が一丸となって行動することだ」
「以前はみんなが会議に出席して、必要な変更について投票していた時期もあった。でも今は、僕たち3人(バニャイヤ、マリーニ、ジャック・ミラー)しか出席していないから、意見を通すのが難しい」
「もちろん話すことはできるし、言いたいことは全部言える。でも、全員が団結していなければ、何も変えられないんだ」
レース後、多くのライダーが示唆したように3回目のスタートは望まなかったかと問われた際、マリーニは明確なコメントを避けた。
「正直、何と言えばいいのか分からない。僕たちはここでレースをし、全力を尽くすためにいる。決定を下すのは僕たちではないけれど、影響を与えることはできる。前にも言ったように、安全のために設けられた安全委員会が機能すれば、状況に影響を与えることは可能なんだ」
「でも、そのためには全員が参加しなければならない。個人的には、この週末には疑問を感じる場面がいくつもあった。だから次の安全委員会では、もう少し深く議論できることを願っている」
Johann Zarco, Team LCR Honda, Luca Marini, Honda HRC, Francesco Bagnaia, Ducati Team
Foto de: Gold and Goose Photography / Getty Images
バニャイヤは、リスタート直後のターン1への進入でマリーニ、ザルコと絡んで転倒を喫した。これが2度目の赤旗の原因となった。
バニャイヤはスペアバイクでレースを続けることができ、他車のペナルティもあって最終的に3位となったが、結果に満足しているわけではないと語った。
「何か前向きなことを言うのは難しいね。確かにスポーツ面では良い仕事ができていた。ここみたいなコースではグリップに問題を抱えていたから、正直なところ、ロングレースで6位なら十分だと思っていた」
「その後、コース上での事故や混乱が起きて、あらゆる意味で本当に不運だった。でも最終的には3位で終えることができた」
「でも、自分がその結果に値したとは思っていない。むしろ、本当に報われるべきなのはガレージのスタッフたちだと思う。彼らは本当に懸命に働いているし、僕と一緒に可能な限りの結果を出そうとしてくれている」
「ただ、今日みたいな一日のあとには少し休息が必要だ。ポジティブな面を見るなら、先週末と同じく僕たちは速さを持っていたし、良い仕事もできていた。ただ、チャンスを最大限に活かす必要があるだけなんだ」
ライダーとして、レースを走ることを強いられていると感じることはあるか、という質問が飛ぶと彼は次のように答えた。
「誰も誰かに強制してはいない。そこにいて、走りたくなければ走らなければいい。みんな状況は理解しているし、それぞれが自分で判断している」
「もちろん、大きなお金も動いているし、スポンサーもいる。”強制されている”とは言わないけれど、それぞれの仕事を尊重することは大切だ」
「ただ僕の意見だけど、今日みたいな状況では、個人的には3回目のスタートは無理に行なわれたものだったと思う。だけどそれまでは、レースを続けていたんだ」
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