「新しい内圧規定はMotoGPを安全にするものじゃない!」バニャイヤ、危険性増すと批判
MotoGPの新しいタイヤ最低内圧の規定は、クラッシュのリスクを増加させライダーの安全性を損ねるものだと王者フランチェスコ・バニャイヤが批判している。
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGPが導入した新しいタイヤ内圧規定が、ライダーにとって安全面のリスクを増加させるものだと批判している。
MotoGPは2023年シーズンからタイヤの最低内圧の監視と取り締まりを行なうことを決めていたが、サマーブレイク明けのイギリスGPからそれらの規則が有効化された。
現在の規定ではスプリントレース(レースの30%以上)と決勝レース(レース半分以上)で、フロントとリヤタイヤの最低内圧を守って走行しなければならない。フロントの最低内圧は1.88bar、リヤの最低内圧は1.7barとなっている。
しかしこのルールに対しては、当初からライダーは批判的な姿勢を示してきた。主にフロントタイヤについての批判が多く、内圧が2.0barを超えてくるとグリップとブレーキング性能が低下するという事実に起因している。
またライダーが集団の中に囚われてタイヤ内圧が上昇してしまうことを嫌い、より早くポジションを上げたいという考えに繋がり、アグレッシブさを増してしまうことにも繋がっている。
なお第12戦サンマリノGPが退屈なレースになった原因でもあると、ライダー達は批判している。
現王者のバニャイヤも、現行のタイヤ内圧規定により危険性が増してしまっていると改めて批判を展開した。
「僕としては、このルールは安全じゃないと思っている。クラッシュのリスクが増してしまうからだ」
「他のライダーの後ろにいて、しかけたいときには、かなりのリスクを負う必要がある」
「あまりにも簡単にフロントタイヤを失ってしまうんだ。ミサノのようなブレーキを多用する状況では、フロントタイヤの内圧に凄く制限を受けてしまうんだ」
「でもこれが現状だ。だから僕らはどこをより良く改善できるかを理解しなくちゃいけない」
「レースで何が起こるか、それをより上手く予測する必要がある。先頭にいるときにしなくてはいけないことがあるし、後方にいるときはまた別のことをしなくてはならないからだ」
「だから状況は色々変わっているんだ。でもこのルールは僕らのスポーツをより安全にするものではないのは確かだ」
なおイギリスGPから始まった内圧監視の結果、すでに2人の違反が認められ、警告のペナルティを受けている。今後同様の違反が認められた場合、タイムペナルティ、失格などより罰則が重くなっていくことが定められている。
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