バニャイヤ、ドゥカティ唯一の王者ストーナーの“コーチ”就任を期待「今週末はたくさん助けられた」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはアルガルヴェGPで5戦連続のポールポジションを獲得。喜びを示すと同時に、今回ゲストとして訪問しているケーシー・ストーナーの存在が助けになっていると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGP第17戦アルガルヴェGPの予選でポールポジションを獲得。5戦連続のPPと驚きの速さを示した。
バニャイヤはFP3をトップタイムで終えると、予選でも変わらず速さを発揮。サーキットレコードを塗り替える1分38秒725を叩き出して、5連続ポールポジションを手にした。
「嬉しいよ。前回は台無しにしてしまったけど、僕らはポールポジションに値すると思う」と、バニャイヤはSky Sport MotoGPに語った。
また決勝レースに向けては、ミディアムタイヤとハードタイヤのどちらも感触が良いため、タイヤ選択は考えているところだと語っている。
「最後のアタックではまた改善できていたんだけど、ターン13で少し頑張りすぎて、ミスが有った。ちょっと欲張りすぎたかもしれないね」
「でもとにかく、凄く嬉しい。今週末は本当に強さを発揮できているし、ペースも凄く良いからね。FP4ではハードとミディアムを試したけど、どちらでも競争力があったから、決勝のタイヤ選択はちょっと考えているところだ」
今回、アルガルヴェGPには2007年にドゥカティでMotoGP王者となったケーシー・ストーナーがゲスト訪問している。
ストーナーはドゥカティで唯一タイトルを勝ち取ったレジェンドライダーだが、彼による助言は役立つものだったとバニャイヤは言及。彼の体調や母国オーストラリアとの距離を考えると難しいところはあると認めつつも、常任のコーチになってほしいと希望を語った。
「(ストーナーがコーチになれば)凄く良いだろうね。”真のライダー”によるコーチングは、有用なことも簡単に伝えてくれる」
「ケーシーの説明や考え方は素晴らしい。彼は何が違っているのかを完璧に伝えることができるんだ。希望は伝えてみるけど、ドゥカティがクリスマスか僕の誕生日に最高のプレゼントを用意してくれることを願っている。そうなれば、素晴らしいだろう」
「ケーシーはとても感覚の鋭いライダーだった。彼と働いていたチーフメカからは、常にそういうライダーだったと聞いてきたんだ。僕らにはレースコーチがいないことが大きな違いとしてあるけど、(ストーナーが来れば)大きな前進になるはずだ」
「ドゥカティでタイトルを勝ち獲ったライダーなのだから、僕らにとっては不可欠な存在だろう。今週末はたくさん助けられた。特に最終コーナーなんだけど、彼のアプローチを僕もとても気に入っていて、それが違いを生み出せる可能性があったんだ」
「コースサイドから走りを見るのは簡単じゃない。でも彼はそれができるんだ。FP4では最後に僕がフロントタイヤが限界に達していたことも見抜いていた」
「スローモーション映像で説明してくれて、僕はコーナー進入のときにフロントをほぼロックさせていたんだ。こういったことは誰もができるわけじゃない。彼は今もレーサーとしての考え方をしていて、だからこと僕は彼がここにいてくれて嬉しく思うんだ」
なおバニャイヤはストーナーと共に、主にFP4のペース面について作業を行なっていたとも語っている。
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