MotoGP オーストリアGP

レコード更新のバニャイヤ「ライバルはマルケスとプラマック勢」予選に向けさらにマージンも?

フランチェスコ・バニャイヤはMotoGPオーストリアGPの初日をトップタイムでスタート。好調な出だしとなっており、2日目以降に向け手応えも自信があるようだ。

Francesco Bagnaia, Ducati Team

 MotoGPオーストリアGPの初日、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はトップタイムと好調な滑り出しとなった。バニャイヤとしても良い基礎を築けていると、自信を見せていた。

 バニャイヤはオーストリアGPのプラクティスで、サーキットレコードを更新するタイムを記録。かなり良い始まり方となっている。

 昨年はレースウィーク初日に苦戦する姿も散見されたバニャイヤだが、2024年シーズンは序盤から速さを発揮できるようになっており、自身も良い基礎を築けていると考えている。

「今シーズン、僕は金曜日の段階から速く走れるようになっているんだ。それがかなり助けになっている。問題を解決することよりも、プッシュすることに集中できるからね」

 バニャイヤはそう語る。

「どのサーキットでも、僕たちには優れたベースがあるんだ」

 なおバニャイヤはプラクティスで友人のマルコ・ベッツェッキ(VR46)が昨年記録したコースレコードを更新した後は「すぐに伝えに行ったよ」とも冗談めかして語った。

「やるべきことは常にあるけれど、この数戦で僕らはバイクをほとんど変えていない。色々試さなくてはいけないときでも、日曜日にはギリギリ間に合っている。スプリントでは間に合っていないんだけどね。ただ、少なくても良いフィーリングはあるよ」

「スプリントは僕の弱点だ。日曜日には速さもあって安定しているんだけど、土曜日にはいつも少し多くのポイントを失ってしまう」

「今年(のスプリント)はとてもレベルが高くて、プッシュするしかないんだ。その状況ではミスも発生しやすい。僕のせいではないモノも2回ほどあったけど、僕のミスもあったね」

 バニャイヤはレースペースについても大きく改善したと語った。

「今日はかなりハードにプッシュしたよ。レースペースもかなり改善したと言っておくべきだろう。7周走ったタイヤで1分29秒2だったし、その後は29秒6~7台で走ることができた」

「パフォーマンスはとても良い。最近のテストでラバーが路面に乗っているせいかもしれないけどね。タイムアタックも速く走れるとは思っていたけど、ターン4では少しロスがあったし、もう少しマージンがあるかもしれない」

 そして2日目以降のライバルとしてバニャイヤは、プラマックのホルヘ・マルティンとフランコ・モルビデリ、そしてマルク・マルケス(グレシーニ)を挙げた。

「速いのはマルティン、モルビデリそしてマルケスだろう。今のところ、彼らがとても速いと思う。僕はまだハードタイヤを試していないんだけど、ホルヘはかなり速そうだった。予想にはまだ早いところもあるけれど、僕としては彼らが最速グループだと思う」

 

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