真のファンはSNSじゃなくサーキットにあり! バニャイヤ、母国戦勝利で「過去最高」の愛感じる
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、母国戦イタリアGPで優勝を果たした後に受けた反応こそ、“真のファン”から寄せられるモノであり、SNS上で受ける批評よりよほど重要だと語った。
MotoGP第6戦イタリアGPで、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールトゥウィンを達成。母国戦での完全勝利を喜ぶ彼は、集まったファンの声援から力をもらったようだ。
バニャイヤは今回のグランプリで、スプリントレースと決勝レースの両方を勝利。ドゥカティにとっても、そして自身にとっても母国戦であるイタリアGPを、完全制覇する形となった。
ウイニングランの最中には、コース脇にマシンを停めて優勝を祝うちょっとした寸劇を行ないつつ、喜びを爆発させたバニャイヤ。彼は母国イタリアで受けた応援こそ「真のファン」からのものだと語った。
これは最近彼がファクトリーチームとサテライトチームの競争力に関する発言を行なった際に文脈を無視して受け取られ、SNS上などで多くの批判に晒されたことと無関係ではないように見える。
「いつもこんな感じなんだ」
バニャイヤは地元でのファンからの声援について、そう語った。
「批判される可能性は常にあるけど、それはどこでだい? SNSだよ。でもサーキットに行けば、信じられないほどの応援を受ける。これまででも最高のモノだったよ」
「こんなのは僕にとっても初めてのことだけど、これが真のファンなんだ。僕にとって、とても大事なことだった」
「皆の応援を目の当たりにできて本当に嬉しいし、楽しんで貰えたなら僕もすごく嬉しいよ」
Francesco Bagnaia, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
なおバニャイヤは、上記のコメントで言及したSNS上での批判は、転倒に終わった第5戦フランスGPに関するものではないとしている。
「いや、そうじゃない。もう何年も、前を走っていれば皆がハッピーだし、後ろにいれば誰もが悪く言い始めるようになっている」
「それは僕に限った話ではなく、みんなそうなんだ。でも僕たちは人間だし、今はあまり気にしないようにしている」
「昔はもっと気にしていたけどね。誰かが自分のことを悪く言っているのを目にすれば、良い気分じゃないのは確かだ」
「だから良く言ってくれているコメントを読むと『お、ありがとう』といった気持ちになるんだ」
「だけど悪口を見かけると、そっちに注意を持っていかれてしまう。さっきも言ったように、SNSは良いモノだけど、悪いモノにもなりうるんだ」
「だから、現実こそが皆からの愛を確認するための、ベストなやり方なんだ。それは間違いないと思う。今日目にしたモノ(ファンの熱狂的な応援)は、これまでに見た中でも、最高のモノだったよ」
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