初表彰台は“予想外”デス? バニャイヤ、骨折病み上がり感じさせぬ走り
プラマックのフランチェスコ・バニャイヤは、右足脛骨骨折からの復帰初戦で2位表彰台を獲得。しかし彼自身は復帰初戦で初表彰台を獲得できるとは予想していなかったようだ。
Francesco Bagnaia, Pramac Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦サンマリノGPでは、第4戦チェコGPで右足脛骨を骨折したフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)が約1ヵ月ぶりに復帰。病み上がりにもかかわらず好パフォーマンスを示し、2位でフィニッシュ。母国戦でキャリア初の表彰台を獲得した。
バニャイヤは今回レースで復帰したものの、依然として歩くには杖を必要とする状態。レースウィーク序盤はそれほど上位には顔を出していなかったが、徐々に速さを増してQ2に進出し、予選ではセカンドロウ6番手を確保した。
だが、バニャイヤが決勝で良い結果を得られるかもしれないと考え始めたのは、決勝日朝のウォームアップセッションだったという。
「ええと、僕にとって最も重要だったのは、離脱したところからやり直すことだった。ヘレスでは僕らはとても強かったからね」と、バニャイヤは言う。
「それはブルノでの最初のセッションでも同じだったけど、そこで足を折ってしまって、全てが大変だった」
「ハードに作業してきた1ヵ月は信じられないものだった。ここでは信じられない仕事ができたから、僕と一緒に取り組んでくれたすべての人にお礼を言いたい」
「1日目に足は大丈夫だと確認して、プッシュしてみるとマシンのフィーリングはヘレスと同じだった。だから予想よりもずっと楽にこれて、とても嬉しかった」
「1週間前なら、予選でセカンドロウに並んで表彰台を獲るなんて予想していなかった」
「ウォームアップで良い結果があるかもと考えはじめたんだ。コースに出てすぐに1分32秒7を簡単に記録できたからね。それでも、表彰台とは思ってなかった。ただ先頭集団にとどまれるとは考えていた」
今季のバニャイヤは明らかに昨シーズンからパフォーマンスを向上させている。2019年、彼はトップ5フィニッシュは1度のみだったのだ。
バニャイヤは今季の好転具合は、昨年のタイGPでドゥカティのライディングスタイルを受け入れたときから始まったと語った。
「タイで僕は、多くのことを考えていたけど、ドゥカティのライディングスタイルを受け入れ始めた。それは僕にとって、全く異なるモノだった」
バニャイヤはパフォーマンスの変化について訊かれると、そう答えた。
「でも僕の場合、今年の最初のテストでかなりのハードブレーキを試していた。ブレーキングで強くなろうとしていたんだ」
「そしてヘレスではその変革を終えた。ヘレス初戦で僕はブレーキングでとても強かった。ただ12周もするとフロントタイヤが終わってしまったけどね」
「ヘレス2戦目では、僕は週末を通してとても強かった。そして今週末はヘレスととても似ている形で乗れていたんだと思う」
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