バニャイヤ、鎮痛剤で怪我を乗り越え初日トップ。「方向転換のたびに痛みがあった」
MotoGPサンマリノGP初日、最速タイムを記録したフランチェスコ・バニャイヤは、鎮痛剤を使ったことで怪我の影響を克服できたことに感謝した。
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、前戦アラゴンGPでの転倒による怪我の影響が残る中、MotoGPサンマリノGP初日にトップタイムをマークした。
バイクが自身の上に乗り上げる戦慄のクラッシュから、わずか5日で次のレースに臨んでいるバニャイヤ。幸い大怪我は避けられたものの、左半身には強い痛みが残っているという。
特に週末最初のセッションであるFP1は試練のようなセッションとなり、バニャイヤはトップからコンマ4秒差の8番手。バイクを方向転換をするときに激痛が走ったという。
午後のプラクティスに向けて、バニャイヤは鎮痛剤に頼った。その効果は絶大で、彼は最終的にトップでプラクティスを終えている。
「鎮痛剤のおかげで、だいぶ良くなったよ」
そうバニャイヤは振り返った。
「今朝はまったく調子がよくなくて、肩と肋骨がすごく痛くて、ちょっと怖かった。バイクの方向を変えるたびに刺すような感じがした。午後にはだいぶ良くなったよ」
「僕は100%ではないけれど、ライディングに集中できた。これは自信になる」
1日を通しての自分の進歩に満足している様子を見せたバニャイヤ。残りの週末を見据え、痛みという点では最悪の事態は過ぎ去ったと確信しているようだ。
「初日の今日が最悪な日だったと思う。今は理学療法士と一緒に取り組んでいるし、何をすべきかは分かっている」
「明日はもっと良くなるだろうし、日曜日はもっと良くなるはずだ。それでも、日曜日に鎮痛剤が必要なのは確かだ」
自身と他のライダーたちの勢力図についてバニャイヤは、ホルヘ・マルティン(プラマック)とマルク・マルケス(グレシーニ)の三つ巴の争いになると予想している。
「マルクはスタートから速かったし、アラゴンでの勝利が彼に大きなモチベーションを与えたと思う。マルティンやマルク、そして僕が争うことになると思っている」
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