MotoGP カタルニアGP

「指示は見えてたけど納得できなかった」ロングラップペナルティを怒りのガン無視、バスティアニーニの言い分

ドゥカティのエネア・バスティアニーニはMotoGPカタルニアGPでペナルティの指示に従わず最終的にタイム加算を受けることになったが、無視した理由にはペナルティの判定に対する抗議の意図があったと語った。

Enea Bastianini, Ducati Team

 MotoGP第6戦カタルニアGPの決勝レースで、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)はペナルティの指示を無視していた。この理由について、彼はそもそもペナルティを科されたことに納得していなかったことを挙げている。

 バスティアニーニはカタルニアGP決勝で8番手周辺を争っていた。そしてレース中盤はアレックス・マルケス(グレシーニ)との戦いとなったが、その際に問題が起きた。

 彼らふたりはポジションを争って行く中で、ターン1でマルケスが追い抜きを仕掛けていく場面があった。そしてバスティアニーニは押し出されるようにアウト側からターン1、2をショートカットして行く形となった。

 ここで彼はポジションを上げたりすることなく、コースには10番手で復帰。バスティアニーニはマルケスがポジションを落とす必要があると考えていたものの、そうはならず、バスティアニーニに対してロングラップペナルティを科す判断を下した。

 バスティアニーニはこのロングラップペナルティを消化すること無く走っていたため、その後ダブルロングラップペナルティを科されてしまう。しかし、彼はこれを無視……今度はライドスルーペナルティが科されることになった。

 ただバスティアニーニはそれも無視し、そのままレースを9番手で完走した。その結果、彼はレース後に32秒のタイム加算を受け、18位へと降着した。

 ペナルティを終始無視し、ある種の”暴挙”に出たバスティアニーニだったが、レース後の取材に対して彼はスチュワードの判断に納得できていなかったのだと主張した。

「ダッシュボード(の指示)はとても明確だったよ。でもその内容には同意できなかった」

 ペナルティの指示を見落としていたのかと訊かれた際、彼はそう答えた。

「僕はアレックスをストレートで追い抜いたんだけど、(ターン1への)ブレーキングでは彼がブレーキを踏むのを遅らせてきて、僕は縁石へとはじき出されたんだ」

「僕からしてみれば、ブレーキをかけ続けるのは不可能だったし、シケインをカットすることが唯一の方法だった。戻ることは可能だったけど、どこで戻れと? ターン2の縁石で? そんなのは無理だ」

「そして僕はタイムもロスしてしまった。(シケインをカットしたとき)ロングラップのラインをたどっていたからね」

「アレックスがポジションを戻す(指示が出るのを)のを待っていたんだけど、僕にロングラップペナルティが科されてしまった」

「それには納得できなかったから、ロングラップは消化せずに走り続けることに決めたんだ」

「正しい選択ではなかった事は分かっているけれど、何も変わらないし何かをしなくちゃいけなかった。どのレースでもスチュワードには説明すべきことがあるけど、今回のは正しくないよ」

 なおレース後にバスティアニーニはダビデ・タルドッツィ(チームマネージャー)とともにレースディレクションに抗議に向かっている。ドゥカティとしてはバスティアニーニのペナルティ無視の行動も理解しているという。

「レース後に僕はダビデといっしょに、問題の説明と映像の確認に行ったんだ」

「スチュワードとしては、最初はロングラップペナルティが正しいものだった。その後になって、あっちは『OK、そうじゃなかった』と認めた」

「あの決定が間違っていたと気がついたんだ。僕は自分の9位というポジションを取り返そうとしたけど、レースディレクションにはどうすることもできない」

「レースディレクションは僕がコースに戻った時にタイムをロスしていないと見ていたようだけど、『いやいやいや、ちゃんと映像見てよ、1秒ロスしてるよ』という感じだった」

 

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