バスティアニーニ「“一端”のMotoGPライダーになった感じ」2年落ちマシンで3位獲得など進化中
エスポンソラマのエネア・バスティアニーニは、MotoGP2021年シーズンの後半戦に入りパフォーマンスを上げてきたが、彼本人としても“一端”のMotoGPライダーだと感じられるようになってきたという。
Enea Bastianini, Esponsorama Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
2021年シーズンにエスポンソラマからMotoGPクラスへデビューしたエネア・バスティアニーニ。シーズンも終盤戦となってきたが、今ではプロのMotoGPライダーと感じられるようになったと話している。
バスティアニーニはMotoGPデビューにあたって、2019年型のドゥカティ・デスモセディチGPを使用。2年落ちのマシンで学習のシーズンになるかと思われていた。
それでも前半戦からポイント圏内でのフィニッシュを続け、終盤戦に入ってさらにパフォーマンスを上げてきた。第13戦アラゴンGPで6位フィニッシュ。一気に自己ベストを更新すると、更に第14戦サンマリノGPではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を追い抜いて初の3位表彰台を獲得。さらにアメリカズGPでも6位と上位でのフィニッシュが続いているのだ。
バスティアニーニはmotorsport.comからルーキーではなく“一人前の”MotoGPライダーになったように感じられるかと尋ねると、彼は「そう思う」と答えた。
「僕はこの一年はルーキーだけど、今は経験を積んで、週末の間にどの部分に取り組まないといけないのかも分かってきている」
「それからタイヤ全般についてや、メンバーとの働き方についても理解を深めてきた。よりモチベーションが溢れているんだ」
「今、僕はどのレースも自信を持てるようになっていて、シーズン残りのレースではもっと速くなれると感じている」
バスティアニーニ曰く、8月末に行なわれた第12戦イギリスGPからマシンへの自信を持てるようになったという。
彼は予選時のパフォーマンスこそ振るわずとも、決勝ではより競争力を発揮できていることも指摘。実際、アメリカズGPで彼は予選16番手だったが、決勝では見事な追い上げで6位を獲得している。
「シルバーストンで良いステップを踏み出せたんだ。それで今はマシンにもより自信を感じられている」
「スムーズに、リラックスして乗ることができるようになったんだ。そのおかげで楽に速く走ることができる」
「本当に嬉しいよ。(アメリカズGPは)予選こそ良くない結果だったけど、レースではとても競争力があった。それが重要なんだ」
「予選16番手からのスタートは簡単じゃない。もっと前からのスタートだったら、より良い結果も得られた可能性がある」
「でもそれもレースだ。あるレースでは後ろから、またあるレースでは前方からスタートしたりするものだ」
なおバスティアニーニは2022年シーズン、ドゥカティと直接契約を結んだ上でグレシーニ・レーシングへと移籍。グレシーニ・レーシングは来季からドゥカティと組み、彼は2021年型のマシンをそこで走らせる予定だ。
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