バスティアニーニ、ファクトリー昇格の2023年に初タイトル目指す「コース上ではバニャイヤと火花が散るかも」
エネア・バスティアニーニは2023年シーズンからドゥカティファクトリーへと昇格する。チャンピオンチームでの戦いに向け、バスティアニーニは大きなチャンスがあると期待を示している。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2023年シーズンからドゥカティのファクトリーチームへ昇格するエネア・バスティアニーニ。タイトル獲得のチャンスが高まる来シーズンに向け、やる気は十分だ。
バスティアニーニは今年MotoGP2年目のシーズンに大きな躍進を見せた。バイクは1年落ちのデスモセディチGPながら、開幕戦カタールGPでいきなり優勝し、その後アメリカGP、フランスGPでも優勝、前半戦はタイトル候補の一角となっていた。
中盤戦にかけて思うような結果が出ない時期が続いたが、そこから徐々に持ち直してアラゴンGPで4勝目をマーク。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)とのランキング争いを制し、サテライトチームながら年間3位という好成績でシーズンを終えた。
2023年にはファクトリーチームへの昇格が決まっているバスティアニーニ。今年の3冠チームへ加入することで、来年はタイトル獲得に向けた大チャンスの1年間となるはずだ。
バスティアニーニ本人も、2023年に向けて高い目標を掲げている。ドゥカティのMotoGPとWSBKのダブルタイトル祝賀会で、彼は次のように語った。
「とても濃密な1年間だった。来年、僕はファクトリーチームのライダーとなるけど、間違いなく素晴らしいチャレンジ、そして僕にとっては最高のチャンスになる。いつも通り、ベストを尽くしていきたい」
Enea Bastianini, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「ドゥカティがタイトルを勝ち取ったことは素晴らしい。これを来年も繰り返せるようにトライしていくことになる」
「僕もタイトルを獲得するために努力していくよ。このバイクは本当に速い。チーム内でもうまくやっていくことができると思う」
「ペッコ(※フランチェスコ・バニャイヤの愛称/チームメイト、2022年王者)と一緒にやっていくのも凄くワクワクしている。コース上では火花が散るかもだけど、僕らは100%の力を出すためにここにいるんだからね。もちろん、力を合わせてベストを尽くし、できるだけ最高のバイクに開発していくことも大事だ。どうなるか楽しみだよ」
バスティアニーニは最終戦バレンシアGP後のポストシーズンテストで、ドゥカティの赤いツナギにすでに袖を通している。テストでは新しいマシンも試していたが、バスティアニーニとしては「気に入った」という。
そして2023年シーズンにタイトル獲得を目指す上でのライバルについて聞かれると、彼は何人かのライダーの名前を挙げた。
「ライバルか……たくさんいるね。今のMotoGPは本当にレベルが高くて、コンマ数秒の差になっている。だから細かいところが重要なんだ」
「マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は間違いなく競争力があるだろう。挽回したいという気持ちもあるはずだ。そして、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も、才能豊かで良い結果を出したいと思っているはずだ。ペッコももちろんだけど、ホルヘ・マルティン(プラマック)にアレイシ・エスパルガロ……ライバルに困ることはないだろうね」
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