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ドゥカティ勢トップのバスティアニーニ「型落ちマシンに“劣った所”無し」来季最新型入手は決定済み?

グレシーニのエネア・バスティアニーニは2021年型のマシンを使用しているものの、ドゥカティファクトリーチームに劣っているとは感じていないようだ。

Enea Bastianini, Gresini Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2021年にMotoGPクラスへデビューしたエネア・バスティアニーニ。彼は今シーズンからグレシーニへ移籍してレースを戦っているが、2021年型のバイクであってもドゥカティ本家であるファクトリーチームに劣っているとは考えていない。

 バスティアニーニは6戦を終えてランキング3番手。ドゥカティ勢ではトップに位置している。開幕戦で初勝利を収め、アメリカズGPで2勝目を挙げたこの若手は現在注目の的となっているライダーのひとりだ。

 ただ直近の第6戦スペインGPではこれまで苦戦していたファクトリー勢が復調。フランチェスコ・バニャイヤがポールトゥウィンの完勝を果たしてる。

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 バスティアニーニは2021年型のマシンを使用している。ただ最新型を駆るファクトリー勢が調子を上げてきている現状でも、ファクトリーのパッケージに”嫉妬するモノはない”と言い切っている。

 バスティアニーニは、GP21でシーズン序盤の勢いをどれ程保っていけるかと訊かれ、こう答えている。

「分からない。ファクトリーバイクはチャンピオンシップを通じて進化するだろう。2022年型はフェアリングから少し機敏になっているかもしれないけど、現時点で僕のバイクが嫉妬するところも無いんだ」

「他の部分はとても良く似ているんだ。だから僕はファクトリーバイクに劣っているとは感じていない」

 活躍を見せているバスティアニーニには、2023年にファクトリーチームへ昇格するのではないかという見方がある。既にジャック・ミラーはシート喪失は確実と見られており、その後任候補と目されるのがバスティアニーニとホルヘ・マルティン(プラマック)なのだ。

 バスティアニーニもファクトリーチームに加入することは自身の目的であると述べている。しかし今はチャンピオンシップの戦いに集中しており、2023年に最新型を手にすることは確かだと話した。

「僕はここに勝利を、今年のベストな結果を出すためにいる」

「将来に関しては、当然だけど目標はファクトリーチームに入ることだ」

「(ファクトリー入りは)いろいろな要素次第になる。第一に結果だけどね。現時点では僕はチャンピオンシップに集中しているんだ」

 また彼はドゥカティがファクトリーの代わりにプラマックのシートのオファーを出した場合にはどうするかとも尋ねられたが、「難しい質問だ」と答えて更にこう続けた。

「全てはドゥカティが何を望んでいるか次第だ。結局のところ、すべてを決めるのは彼らなんだ」

「来年、僕は間違いなく最新型のパッケージを手に入れるだろう。それは確かだ。それから彼らが僕をどこに配置したいのか、彼らは何をしたいのかを確認することになる」

 
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