スプリント勝利のバスティアニーニ「フィーリングが良かった。タイトル争いも諦めないよ」
エネア・バスティアニーニはMotoGPイギリスGPのスプリントレースで勝利。今回はマシンのフィーリングが良く、自信があったと振り返った。
Enea Bastianini, Ducati Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPイギリスGPのスプリントレースで初勝利したエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)は、素晴らしいレースだったと振り返った。
バスティアニーニは3番グリッドを確保してスプリントに臨むと、序盤はホルヘ・マルティン(プラマック)の後ろ2番手を走行。そしてレース中盤にマルティンへ追い抜きを仕掛け、トップに浮上した。
バスティアニーニはそこからプッシュしてマルティンを引き離していき、1秒差をつけて勝利。バスティアニーニは今回がスプリントレースの初優勝だった。
「マルティンとは素晴らしいバトルだったよ。限界までプッシュしていたんだ」と、バスティアニーニはレースを振り返った。
「スプリントのレースペースは本当に凄いものがあった。今回が今年初の勝利だから嬉しいよ。シルバーストンも僕の好きなコースのひとつだし、素晴らしいね」
そしてバスティアニーニはイギリスGP初日からフィーリングが良かったとも語った。
「昨日からバイクにはすごく良いフィーリングがあったんだ。だから今日は上手く行くだろうと思っていた。ただ、マルティンが今朝からすごいペースを見せていたから、優勝までは考えていなかった」
「でも最終的にスプリントでは細かい部分が違いを生み出してくれた。レース本番は明日になるけど、また勝てれば素晴らしいね。この調子で、同じように上手くやらなくちゃいけない」
「今年はずっとこういうのが欲しかったし、スプリントでの初表彰台で初優勝だから、これ以上ないほどに上手くいったよ」
バスティアニーニは自らが苦戦することの多い予選でフロントロウを確保できたことも、スプリントでの好結果の要因になったと語った。
「前からスタートするほうが楽だよ。後方スタートでは空力や様々な要因から、前に出るのが簡単じゃないんだ」
「今日はその点でアドバンテージが得られていたことで、ホルヘに接近して追い抜くことができた。上手くやれたと思う」
「この調子で明日も続けて行ければと思う。この先の10レースもね」
なおバスティアニーニはスプリントレースで勝利し、さらにチームメイトでポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイヤとの差を55点差に縮めた。彼は、今シーズンのタイトル争いの可能性をまだ諦めていない。
「ありえないことなんてないし、僕は諦めないよ。どのレースでも挑戦するつもりでいるんだ」
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