バスティアニーニ、スタイルはドヴィツィオーゾ似? フロントタイヤの使い方が強さの秘訣
MotoGP開幕4戦で2勝を挙げたエネア・バスティアニーニは、クルーチーフからバイクの乗り方がドゥカティ時代のアンドレア・ドヴィツィオーゾに似ていると評価されている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
グレシーニのエネア・バスティアニーニは、MotoGPキャリア2年目シーズンながら、開幕4戦で2勝を挙げるという素晴らしい滑り出しを見せたが、彼のライディングはアンドレア・ドヴィツィオーゾに似ている部分があるという。
2021年仕様のドゥカティ・デスモセディチGPに乗っているバスティアニーニ。クルーチーフは、ドゥカティでドヴィツィオーゾと組んでいたアルベルト・ジリブオラが担当している。
ジリブオラは、バスティアニーニのバイクの乗り方がドヴィツィオーゾと似ていると考えているが、リヤタイヤの限界については、バスティアニーニの方がよく理解しているという。
「彼らのライディングスタイルは、ブレーキングとフロントタイヤを限界まで使うことに重点を置いているので、本当に似ていると思う」
ジリブオラはそう語った。
「だから、アンドレアと似ているところがあるんだ。歴史がある分、自分が何をしなければならないかも理解しやすいんだ」
「コーナーの立ち上がりは、少し違うところだ。エネアは常にリヤタイヤを限界に近いところで使っている。ドヴィはもう少しアグレッシブだった」
「我々はアルゼンチンで苦しんでいた。あそこはアクセルを開けながら大きく周りこむコーナーがいくつかあり、エネアにとってはトリッキーで、難しいレースだったが何とかなった」
またジリブオラは、ドヴィツィオーゾが考えてしまうのに対し、バスティアニーニはよりフィーリングで対応するタイプだと話す。
「エネアは、今年の初めから大きく成長したと思う。彼は自分自身を鍛え、冷静さを保ち、状況や我々が試しているセットアップを分析することに力を注いだ。だから、彼は一歩前進したのだ」
「アンドレアは、より分析するタイプだった。時々、考えすぎてしまうこともあったが、あらゆる側面を考えていた」
「エネアはもっと感覚的で、コーナーごとに自分が何を感じているのか伝えられる。だから何をすればいいか分かるんだ」
2022年仕様のドゥカティに乗るライダーと比較すると、バスティアニーニはランキング7番手のジャック・ミラーに対し、30ポイント差をつけている状況だ。
バスティアニーニのデータをドゥカティのファクトリーライダーと比較するとどうかという質問に対して、ジリブオラは次のように説明した。
「正直なところ、エネアはフロントにとても自信を持っていると思う。彼はフロントタイヤを最大限に使っているんだ」
「今のところ、彼はコーナー進入で大きく稼ぐことができる。そうすることでコーナー立ち上がりでタイヤを温存することができる」
「その差は大きい。今のところ、2022年型(のバイク)に対して、我々が劣ったパッケージになっているとは思っていない」
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