バスティアニーニ「表彰台に戻ってこれて素晴らしい」マルティン優勝を阻むのは“ムリ”だったと認める
エネア・バスティアニーニはMotoGPポルトガルGPで表彰台へ戻ってこられたことは「素晴らしい」と語りつつ、勝利したホルヘ・マルティンに戦いを挑むのは不可能だったと説明した。
MotoGPポルトガルGPで、ドゥカティのエネア・バスティアニーニは2位表彰台を獲得。今回、彼は優勝したホルヘ・マルティン(プラマック)には敵わなかったと考えている。
バスティアニーニはポルトガルGPで好調な走りを見せ、予選ではチームメイトのフランチェスコ・バニャイヤやマルティンを抑えてポールポジションを獲得した。
ただスプリントレースはホールショットデバイスを誤って解除したことが響き、スタートで出遅れ6位。仕切り直しで好結果を狙った決勝ではしっかりとパフォーマンスを発揮してマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)と2番手を争い、ライバルがトラブルで脱落したことで2位を獲得した。
バスティアニーニは今回、昨年のマレーシアGP以来の表彰台となった。この結果を彼も喜んでいる一方で、勝利したマルティンとの間には差があったと認めた。
「今日のように表彰台へと戻ってこられるのはとても素晴らしいね。特に昨日(スプリントレース)はスタートでヘマをして壊滅的になってしまったからね。だけど今日は違ったんだ」
「そしてホルヘのスタートは本当に素晴らしくて、彼はレース中ずっとトップを維持し続けていた」
「僕はマーベリックと共にギャップを詰めようとしていたけど、彼は完璧だったから、それは不可能だったんだ。でもハッピーだよ」
バスティアニーニはレース終盤の21周目にファステストラップを記録。まだ余力があるようだったが、現実的にはビニャーレスを抜いて2位となることが限界だったと語った。
終盤にまだ勝てると思っていたかどうかを尋ねられたバスティアニーニは「いや、ほんのちょっとだけだね」と答えた。
「僕はホルヘが先頭を走っていて、自分がマーベリックの後ろにいるってことを理解していたから」
「僕にとって、今回勝利について考えるのは難しいことだった」
「目標はラストラップにマーベリックと戦うことだった。優勝を争うのは僕の考えとしては、それはムリだった」
「もし僕が2番手を走っていたら、ちょっとだけ違うレースにできたかもしれない。でもホルヘはレースを通じて完璧だったと思うし、そう(勝てると)思うのは危険すぎたかもね」
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