来季ライダー決まらぬアプリリア、ベッツェッキ起用はVR46が却下。ロバーツに食指?

Moto2に参戦するマルコ・ベッツェッキはアプリリアからアンドレア・イアンノーネ後任のオファーが出されていたが、VR46チームはそれに反対し、ベッツェッキは来年もMoto2へ参戦することになったようだ。

来季ライダー決まらぬアプリリア、ベッツェッキ起用はVR46が却下。ロバーツに食指?

 新型コロナウイルスの影響を受け変則的なスケジュールとなったMotoGP2020年シーズンも、ついに終了。最高峰クラスではジョアン・ミルがスズキに20年ぶりのタイトルをもたらした。

 2020年シーズンはスズキの戴冠やKTMが3勝を挙げる大躍進、さらに14戦で9人のウイナーが誕生するなど、激動の1年間となった。しかし、そうした良い意味でのサプライズではなく、悪い方面での話題が目立ったのがアプリリアだ。

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 彼らは今年始め、レギュラライダーのアンドレア・イアンノーネにドーピング疑惑が浮上。冬季テストからイアンノーネには出場停止処分が下り、シーズンを通じてテストライダーのブラッドリー・スミスが代役を努めることになった。

 イアンノーネはスポーツ仲介裁判所(CAS)に控訴したものの、最終的にCASは世界アンチ・ドーピング機関の主張を認め、イアンノーネの出場停止処分が4年間に延長されてしまった。

 そのため、アプリリアは2021年シーズンに向けてイアンノーネの後任となるライダーを探す必要に迫られている。

 シーズン中はカル・クラッチローやアンドレア・ドヴィツィオーゾといった実力者の名前も取り沙汰されていたが、結局これは実現せず。以降はMoto2クラスのライダーから起用するのではないかと見られてきた。

 motorsport.comによる調べでは、VR46チームのマルコ・ベッツェッキが有力候補として浮上していたと見られる。彼は2020年シーズンに2勝を挙げ、最終的にランキング4位となっている。

 しかし今やベッツェッキ起用というプランは泡と消えたようだ。VR46チームのチームマネージャーを努めるパブロ・ニエトはDAZNに対し、ベッツェッキへのオファーがあったことを認めたが、チームは彼に対しMoto2残留を望んだという。

「ベッツェッキの将来はここ(Moto2)にある。2021年も、彼は我々と共にレースを戦う」

 ニエトはDAZNに対しそう語った。

「彼らはそれ(ベッツェッキの昇格)を試みていた。アプリリアにとって彼と契約することが優先事項であり、マルコが加入することを望んでいたと思う」

「(ベッツェッキは)このカテゴリーにおいてベストな力を持っているライダーのひとりであり、アプリリアは彼のようなライダーを必要としていた」

「我々としては、マルコは来年のMoto2プロジェクトの先頭に立つ男であり、彼も来年チャンピオンシップを争うためにMoto2にとどまりたいと思っていたと思う」

 なお来季のアプリリアの布陣について、終盤3戦ではスミスに代わってロレンソ・サヴァドーリが起用されていたにもかからず、同チームCEOのマッシモ・リボラはテストライダーのスミスがレギュラーライダーとして妥当な選択肢だとコメントしている。

 スミス以外には、Moto2ライダーのファビオ・ディ・ギャナントニオやアロン・カネットにアプリリア加入の噂があるが、現在はジョー・ロバーツも有力候補となっているようだ。

 ポルトガルGP2日目にリボラCEOは、ロバーツがItaltrans Racing Teamと来季契約を結んでいるにもかかわらず、彼が選択肢となっていると認めていた。

 なおアプリリアはレース後に行なわれるヘレスでのプライベートテストに向け、ライダー選定につて決断を下すと考えられている。

 

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