いきなり負傷者続出のアプリリア、頼みの綱ベッツェッキの働きぶりに感銘受ける。肝心の適応は「順調」
アプリリアは陣営ライダーの負傷によって不運なプレシーズンとなっているが、そんな中で仕事をこなす新加入のマルコ・ベッツェッキの働きぶりには満足している様子だ。
マルコ・ベッツェッキは今季よりアプリリアへ加入したが、テストでの仕事ぶりにチーム側は満足しているようだ。
MotoGPは現在新シーズン開幕へ向けテストが行なわれている。しかしアプリリアは陣営のライダーがいきなり負傷して出鼻をくじかれてしまった。
昨年王者となり鳴り物入りでアプリリアへ加入したホルヘ・マルティンは、セパンテスト初日に転倒し手と足を骨折……以降は欠席となり、復帰も開幕戦以降を見込む事態となった。またサテライトチームのトラックハウスのラウル・フェルナンデスも同じく骨折し、セパンテストではあまり走ることができなかった。
そのためアプリリアはセパンテストでは、新加入のマルコ・ベッツェッキと、トラックハウスの新人である小椋藍のふたりのライダーでテストを進めざるをえなかった。そして当然ながら新人の小椋はMotoGPマシンに慣れることが第一であるため、アプリリアはベッツェッキひとりに頼ることとなった。
ベッツェッキにとっては大変なセパンテストになったものの、彼は3日間の走行を通じてポジティブなフィーリングを得られたと語っている。
「僕としては、ポジティブで良い数日間だったよ。テストすべき様々な事を実施できたからね」
タイのチャーン・インターナショナル・サーキットでのテストを前に、ベッツェッキはそう語った。
「たくさんの情報を集めることができたし、バイクの調子や走行状態についてもデータが集まった」
「ここからはまた別のコース(でのテスト)になってくるけど、マレーシアと同じくブレーキングがとても重要になってくる。どっちもブレーキングはとても厳しい部類になるからね。それ以外は共通点はあまりないんだけど」
アプリリア陣営はタイのブリーラムテストでマルティンが欠場する一方、フェルナンデスは復帰する。しかし手術直後であるため、引き続きベッツェッキがアプリリアを引っ張っていく存在であることは変わりない。
「僕らは選択とバイクの完成、両方の仕事をしなくちゃいけない。まだ試していないこともあるから、やらなきゃいけないんだ」
「その後は(開幕戦タイGPの)レースウィークに向けた準備も進めていかないといけない。幸いここで事前テストができるから、開幕戦に向けてもう少し準備を整える作業ができる」
マルティン同様にドゥカティ陣営からの移籍組であるベッツェッキ。いきなり厳しい状況の中に放り込まれた形だが、彼の仕事ぶりにはチームも感銘を受けているようだ。
「チームからは僕の仕事ぶりに感銘を受けたと聞いているよ。凄く嬉しいね。実際、僕も含めて皆がかなり満足していたと思う」
「とはいえ結局のところこれが僕の仕事であり、これまでにやってきたことと違いはない。チームの皆は驚いて満足してくれていたけどね」
なおアプリリアのバイクへの適応は、順調に進んでいるとベッツェッキは言う。
「バイクへの適応は順調に進んでいる。もっと速ければ僕も間違いなくハッピーだっただろうけどね。でも(適応に)時間は必要なものだ。だから僕としては凄く良いわけではないにしても、凄く悪いわけではなくて、適応は上手く進んでいる。普通の範囲内だよ」
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